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杖を自立させるためにいろいろ考えて、杖先ゴムに落ち着いた話

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杖先ゴム たっちゃん16mm
これだけで自立するわけではない

うちの祖母は足が悪く、室内でも杖を使って生活しています。しかしそんな祖母を見ていると、しょっちゅう杖を持たずに動き回っていることに気がつきます。

観察していて分かったことですが、祖母が使っている杖はシンプルな単なる杖です。自立したりしないので、椅子に座ったりすると、杖を壁などに立てかけて置いておくしかありません。机にかけたり、床に寝かせたりすると邪魔になるため、大抵は後ろにある壁などに立てかけます。するとその置き場所が自分の死角になるわけです。

杖は死角にあるので、次に立ち上がったときには目の前の机や椅子がまず目に入ります。するとこれを取っ手代わりに利用して動きまわったほうが楽だし早いわけです。その結果、杖を使わず動きまわり、そのまま忘れてしまうようでした。

これはつまり、邪魔にはならないが、目に入る位置に杖が置いてあれば回避できるということです。要するに杖が自立していればいいのではないかと思いました。

自立する杖を検討する

自立する杖を買ってあげれば、祖母にとって便利だし、私にとっても「また杖も持たずに歩きまわっとる」とヤキモキしなくてもすむわけで、一石二鳥のいいアイデアということになります。

さっそく検討したわけですが、まずは近場のホームセンターに行って自立する杖を探してみました。するとこんな感じのごつい杖が置いてありました。

確かにこれなら自立するだろうけれども、置くのは楽になっても、普段使うのが大変になりはしないだろうかと心配になりました。今の杖より重くなると、例え置き忘れることはなくなったとしても、取り回しが大変で杖を使わなくなってしまっては本末転倒です。そんな心配が頭をもたげます。

もっとスマートなタイプでいいんだと探してみると、今度はこういうタイプの杖が俎上に上がりました。

見た目は理想的です(私の頭のなかでは)。ただ今度は「折りたたみ機能」が気になります。

折りたためるんだから持ち運びしやすくなって便利になるではないか。そういう考え方もあると思います。しかし私は、折りたたみ機能を加える事によって、堅牢性が犠牲になるのではないかと心配になります。ちょっと変な体重のかかり方になって、杖が折れてこけたりしないだろうか。

杖を折りたたむときは引っ張るみたいなので、普通に使っていたらバラバラにはならないのでしょう。しかし祖母が組み立てたときに、ちゃんと組みあがらなかったらどうだろう。そんなことを考えると、私にとって「折りたためる」という機能は余計な機能に思えてなりませんでした。

折りたためない、単なる棒で構わないのです。ただ、杖が自立してくれればいい。そうして行き着いたのが、今回の杖先ゴムたっちゃんです。

今使っている杖のゴムを取り替えるだけ

これならば今使っている杖をそのまま使うことができます。そのままといっても、杖のサイズによりますが。

この製品は杖の先端部分の直径が16mmであれば利用することができます(18mmのタイプもあるみたいです)。ノギスを使って調べるのがおすすめです。

この製品を選択するメリットは、安い金額で、使い慣れた杖を自立させられるようになることでしょう。これはいいチョイスなんじゃないかと思って飛びついたわけですが、一方で不安がないわけでもありませんでした。

商品が届いて、祖母の杖に取り付け。ゴムを取り替えるだけなので非常に簡単です。ゴム製なので重さも殆ど変わりません。杖の先が三股になって安定性も増したように見え、これで自立してくれれば文句はありません。

自立するかは杖による

実際に自立するか試してみると、「まあそりゃそうだよな」という結果に落ち着きました。これは自立するとは言えません。

自立しないわけではないのです。杖を倒れないようにそろりと置いてバランスを取ってやれば立ちます。でもそれはお世辞にも「自立する」というレベルではありません。立ったとしても、近くで動きまわったりしたらすぐに倒れます。そんなバランスです。水平な床の上ならまだ立ちやすいのでしょうが、畳の上や傾いているところでは余計に自立しません。

理由は明白で、杖の重心が上にあるからです。そもそも取っ手の形がシンメトリーではないので(Lを上下反転させたような形の杖)、重心自体が中央になっているわけでもありません。だからちょっとしたことですぐ倒れてしまうのです。

これは杖の先端、杖先ゴムの部分に重りをつけるなりして、重心を下げてやれば対策できる気がします。おそらくそうすれば自立するといえるレベルに持っていけるのではないかと思っています。これは思っているだけで実際には試していませんが・・・。

ちなみにどんなバランスなのかは、後ほど動画を用意する予定です。

喜んではくれた

祖母は「杖の先端が大きくなって分かりやすくなった」と慰めをいってくれましたが、相変わらずその辺に立てかけたまま杖の存在を忘れてしまい、ひょこひょこ動き回っていました。何も変わってねぇ・・・。

しかしそれも仕方がないことです。そろーり手を離してバランスをとりながら出ないと自立しないわけですから。起き上がり小法師のように倒れないまではいかないでも、ぱっと手を離したらシュッと立っておいてくれる、くらいでないと実用的ではありません。

杖の形がIやTのような形であれば、これをつけただけで自立するようになるのかもしれません。しかしながら、この製品だけで杖が自立するようになると過大な期待を抱くのは禁物です。

杖の重心を下げる作戦を試してみたいのですが、具体的にどうやるかいいアイデアがなくて今のところそのままになっています。杖の先端に粘土を取り付けてみたらどうかなとか考えているんですけどね。私の頭のなかのイメージでは、ちょっとした重りをつけるだけでかなり改善されると思ってはいるのですが、また試してみたら追記したいと思います。

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