マキタの充電式エアダスタはエアコンプレッサーの代わりになるか

充電式エアダスタ
AS001GRD
starstarstarstar_borderstar_border
18Vバージョンが出たことにより評価を下げた。

マキタの充電式エアダスタ。この商品を見たとき「俺が欲しかったのはこれだ!」と思った。いや、冗談ではなく。

しかし40Vmaxのバッテリであることがネックだった。18Vのバッテリならあるのだが、この製品のためだけに40Vを買うのか? そう考えていたらこんなに経ってしまった。

製品が値上げされることをきっかけに、ようやく踏ん切りがついたので使ってみた感想を綴る。

でかい

買って最初の感想は、思ったよりでかいだった。

充電器・バッテリーのセットで買ったのでケースがついてくるわけだが、そのケースがでかい。インパクトドライバのケースよりひとまわり大きいのではないだろうか。中身は割とスカスカで、もっとサイズを落とす努力をしてほしいと思うくらいだ。

付属品のノズルを保管するのにケースがあった方が便利だろうと思っていたが、正直この種類のノズルを保管するだけなら適当な箱にでも保管していたほうが取り回しがいい。充電器をいれるスペースが必要とはいえ、もっとやりようはなかったのかと言うレベルだ。

エアダスタ本体も想像していたより大きい。インパクトドライバよりもこちらもひとまわり大きい。主に横方向に。

ただし重量は軽いので取り回しの際は特に気にはならない。インパクトドライバーと比べたら軽い軽い。

ノズルが種類があって良さそうな気がするが、そのうち大半は一生使うことはないだろう。布団圧縮機能とか掃除機でやったほうが早そう。プールの空気入れとか私には縁がないし。

エアコンプレッサーの代わりになるか

私は普段0.65MPaくらいの圧力でコンプレッサーを使っている。使ってみた感想は、エアコンプレッサーと大して変わらないのではないだろうかというくらい風量は強い。

風圧の観点では、ノズルの近くであればエアコンプレッサーの圧縮空気に近い威力だと思う。ノズルの近くと限定しているのは、ノズルから距離を離すとやや弱くなるからだ。もっともどうせ使うときはノズルの先端を近づけて使うのだからあまり気にならない。

玄関のサッシで試したところ、砂粒が顔のあたりまで吹き飛ばされてきたのでパワーは充分だろう。

むしろどこでも持ち運べて使える分、こちらの方が便利だ。ちょっとホコリが気になるところに持っていって吹き飛ばすだけ。まあ吹き飛ばしただけでは散るだけなのだけど。

あとはエアコンプレッサーと違って空気が圧縮されるのを待つ必要がない。騒音もない。エアコンプレッサーを使うほどでもない細々としたことに、さっと取り出してさっと掃除できる。これは想像以上に便利だ。

コスト面

非常に便利ではあるが、コストを考えたらやはり「うーん」と唸ってしまう。

スプレー缶タイプのエアダスターと比較しよう。もとを取るには1本500円のスプレー缶を200缶近く使うともとが取れる。

・・・200缶も使うか?

いや、スプレー缶では使わないことでも、充電式エアダスターなら使ってしまうということはありうる。実際気軽に取り回せることで、普段であれば使わないであろうところでも使っている。潜在需要は多そう。

それにスプレー缶と比べると風量は強いし、締め切った場所で使っても爆発する危険性がない。200缶のごみ処理を考えたらえらい大変である。単純比較はできない。

逆に言うと、それくらいヘビーユースするなら買いなのか。

40Vバッテリーの観点から言うと、バッテリーセットは単品+2万円なのであまりお得感がない。それならバッテリ2個ついてるインパクトドライバを買ったほうがお得感がある。そのうえでエアダスタ単体購入したほうがコスパ的にはよいと思う1。40V製品で揃えたいならそれがお得だろう。

マキタの18V製品を持ってない人であれば悩む必要はなかったろうになあ。なんで互換性ないんや・・・。

私は今後の活用に期待といったところ。もしかしたら40Vの草刈り機とか買うかもしれないし・・・。とはいえしばらくはエアダスタのためだけの40Vバッテリ運用となりそう。

18Vで出しやがった

出すかなと思っていたら案の定出してきて私の中でのマキタの評価がだだ下がりな件。

18で出すならそっち買ったのに、もうマキタがわからない。性能差がほとんどないみたいだし、なぜ40出したし。

今買うなら絶対18で買う。40を売りに出してまで18買うかは微妙なところ。


  1. 実売価格的にTD002GRX(40Vバッテリ2個付き)とAS001GRD(40Vバッテリ1個)はあまり大差がない。むしろTD002GRXの方が安いところさえある。 ↩︎

Amazonのほしいものリストを公開しています。仕事で欲しいもの、単なる趣味としてほしいもの、リフレッシュのために欲しいものなどを登録しています。 寄贈いただけると泣いて喜びます。大したお礼はできませんが、よりよい情報発信へのモチベーションに繋がりますので、ご検討いただければ幸いです。