その眠気の原因は二酸化炭素濃度が高いせいでは?

CUSTOM CO2モニター
CO2-M1
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なんか眠いと思ったら二酸化炭素濃度がめっちゃ高いことが分かってよかったが、そのためだけに買うのは高いよね・・・。

パソコンで作業中に私はよく眠気に襲われる。襲われるどころかそのまま寝落ちすることさえある。単に自分がずぼらだからだと思っていたが、二酸化炭素濃度が関係しているのではないかと思ったのである。

きっかけとしては、どこかで二酸化炭素濃度を計測してオフィス環境を良くしようという記事をみたのがそうだったと思う。これを自分の部屋でも実施してみたらどうかなと思ったのだ。

なんか頭がぼーっとするなと思ったら1000超えてる

使ってみて驚いたのが、たしかに二酸化炭素濃度が高いのである。今まで漠然と頭がぼーっとするなぁと思っていたのが、数値として出てくる。1300ppmなんて数値になってくるともう頭がほとんど働いていない状態だ。これが数値として分かるのは画期的だ。

CO2モニターはいくつかあったが、その中で私がこのCO2-M1を選んだのは次の理由からだ。

重要なのは上2つで、特にアラーム機能は重要だ。頭がボーッとしだして眠気を感じたときに向こうから知らせてくれるわけで、これなら作業効率がぐっとアップするのではないかと、奮発して買ったのである。

罠があった

しかしながらこのアラーム機能には罠があった。常時オンにするかオフにするかのどちらかしか選べないのだ。

そのオン・オフの切り替えも、設定ボタンを長押しして二酸化炭素濃度の設定を開き、濃度設定を3種類したあとにようやくオン・オフの設定が出てくるのだ。これは気軽に切り替えることができない。

何が問題かと言うと、私の場合は自室が寝室を兼ねている。要するに、睡眠中に二酸化炭素濃度が上がったときに急にアラームが鳴り出すわけである。作業中には助かる機能だが、睡眠を妨害されてはたまったものではない。

対策としては、アラームで知らせる二酸化炭素濃度をかなり高めに設定すること。もしくは寝るときはコンセントを抜くとかである。

特にやってはいけないのは二酸化炭素濃度1000ppmでアラームを鳴らすよう設定することだ。濃度1000ppmは思ったよりも簡単に超える。これをアラームの閾値とするとちょっとうるさい。

しかも1000と999の間を行ったり来たりするような状態になると、アラームが鳴ったり消えたりを繰り返すので非常に迷惑である。

アラームをオフにしてしまうとせっかくの機能が台無しとなってしまうので、これは完全に換気をして気分転換しなければならないという閾値を自分で見つけ、その高めの値でアラームを設定することが大事だ。その閾値はしばらくアラーム無しで運用してみて「この値を超えたら完全に換気とかが必要だな」と思う値を決めるしかない。

値段が値段だけに、もうちょっとアラームの設定について柔軟性があっても良かったのではと思う。ここだけは残念だ。たとえば朝の8時から20時までアラーム機能をオンにするといった設定があれば言うことはなかった。

寝室を兼ねた作業部屋で使うからめんどくさいんだろうと思われるかもしれないが、下手な閾値に設定すると鳴ったと思って止めたら濃度が下がり、また上がってすぐにアラームが鳴るなんてことが起こる。確か初期設定では1000ppmで鳴るようになっているはずなので、これはもう少し高めに設定したほうがいいだろう。

高いだけにこれだけは本当に残念である。

すぐ眠くなるのはずぼらなだけではなかった

ただこの製品を買って、自分が眠くなるのは環境による要因も影響していたことが、数字で分かるようになったのは行幸である。

睡眠不足とかで眠いとか、睡眠の質が悪くてうまく練れてないとか、私がずぼらだからすぐに眠くなるというのは否定しない。ただそれに加えて、二酸化炭素濃度も影響してるんだぞというのが数字で分かるのがよいのだ。

こまめな換気や気分転換を行うきっかけとして、この濃度計は役に立つ。ただ高いのがネックではある。

電子工作が得意な人ならば、自分でセンサーを買って自作したりできるんだろうが1、自分の作業効率のためだと思い切って投資してみた。万人にお勧めできるとはいえないが、頭がぼーっとするなと思うだけでなく、その理由が二酸化炭素濃度という形で見えるのは面白い。あ、自分がずぼらなだけじゃなかったんだなって分かるし、実際に作業効率にも貢献してくれる。

値段の高さとアラームの罠はあるものの、作業しててどうしても睡魔に襲われるんですという人は一度試してみてはいかがだろうか。

もっともこの製品でなくとも、別の製品であってもよいだろう。私はアラームが欲しくてこれを買ったが、人によってはログが取りたいというニーズもあるだろう。そのあたりは別に何でもよく、この記事でいいたいのは「二酸化炭素濃度による影響を調べてみるのもいいかもよ」ってことである。


  1. 実際にそれを実行することも考えたことがある。あまりにこの製品が高いので。 ↩︎

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