Android Wearは本当に便利なのか

カスタムフォトウォッチ
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アプリ開発しない人にはビミョーなデバイスかもしれない

ここしばらく更新がご無沙汰でした。

物を買わなかったからというのもあるのですが、1か月くらいずっとアプリの開発に集中していたんです。Android Wearのウォッチフェイス(文字盤)を作っていたんですが、ようやく完成しました。

今回はそのアプリの宣伝を兼ねて、「Android Wearって実際のところどうなの? 便利なの?」ってところについて書いてみようと思います。

Android Wearの運用歴

購入したのは昨年11月、実際に使い始めたのは今年の1月半ばからです。2か月位実際に使っている感じですかね。

購入から運用までに間が空いているのは、Android Wearとペアリングできる端末がなかったからです。

Android Wearを使うには、Android 4.3より上のバージョンのAndroidスマートホンが必要になります。私が当時使っていたスマホはAndroid4.1だったので、Android Wearを使いたくても使えなかったのです。

「腕時計としては使えるんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、Android Wearはスマホとペアリングしないと本当に何もできません。時刻の表示すらできません。

AndroidスマホもってるけどOSのバージョンが古いとか、スマホあるけどiPhoneですっていう人は、買ったところで何もできないのです。ここは注意が必要です。

端末によっては買ってすぐに使えるのかもしれませんが、少なくとも私の購入したLG G watch Rは無理でした。

Android Wearを購入する前には、今使っているスマホがAndroid Wearを使えるのかどうかを確認してからにしましょう。私のように痛い目を見ます。

Android Wearアプリがインストールできるかどうかで判断すれば間違いはないと思います。

スマホを確認せずともメールが確認できる

カバンの中にスマホをしまっている状態でメールの着信音が鳴ったとしましょう。

普通ならスマホをカバンの中から取り出してメールを確認しますよね。確認した結果単なる迷惑メールだったら「なんやねん、せっかくカバンから出したのに・・・」となりますよね。

Android Wearを使っていれば、スマホはカバンの中に入れたまま。腕時計を確認すれば、誰から送られてきたメールかすぐに分かります。

返信が必要なときだけスマホを取り出せば良くなります。これは便利。

余談ですがAndroid Wearの使い勝手を聞くのはいいですが、相手の返答に対して「スマホでいいじゃん」なんて返さないであげてください。それきっと、本人も感じていますので・・・。

スマホとペアリングして運用することが前提

Android Wearはスマホと連携して使うことが前提となっています。

Android WearはスマホとBluetoothで接続されます。接続が切れるとAndroid Wearが使えなくなるわけではありませんが、使える機能が制限されます。(たとえばボイスコマンドが使えなくなります)

それなら「スマホでいいじゃん」となってしまいます。実際にそれに反論できない自分がいます。

ただ、常にスマホを確認しているより腕時計を見ればいろいろ確認できるのは、実際に使ってみないと分からない便利さだと思います。(それくらい微妙な使い勝手の良さだと思います)

たとえば家の中でスマホを持ち歩かなくとも、Android Wearを身に着けていればどこでもメールが確認できるわけです(Bluetoothで通信できる範囲内であれば)。

ボイスコマンドが便利

腕時計に話しかけることでいろんな機能を呼び出すことができます。

いろんなと言いつつ、私が主に使っているのは2つの機能なんですけどね。

アラーム設定が便利

そのうち1つはアラームの設定です。Android Wearに向かって「アラーム30分後」としゃべるだけでアラームが設定できます。「アラーム9時半」とすることで指定の時間になったら教えてくれるようにもできます。

ソシャゲでスタミナをムダにしたくない時に、スタミナが全開する時間を腕時計に話しかけておけば忘れません。見たい番組の開始時間を設定しておけば、他のことに熱中していても番組を見逃しません。

スマホでもできますが、手軽さが段違いです。

手軽に株価確認

もう1つは株価の確認です。腕時計に「トヨタの株価」と話しかけるとトヨタの株価が表示されます。株取引をしていて「そういえばあの銘柄の株価どうなってるかな?」なんてときにサッと確認できて便利です。

当然スマホで確認できるんですけどね。いちいちスマホを取り出して調べるより手軽です。

微妙なところ

Android Wearは便利ではありますが、微妙なところがいっぱいあるので「Android Wearサイコーだぜ、ヒャッハー」となりません。

スマホとペアリングしないと腕時計としても使えない

Android Wearは単体では使えません。ここがまず最悪だと思います。

初回に必ずスマホとペアリングしてやらないと何もできません。腕時計として時刻を確認することすらできません。(一度ペアリングさえしてしまえば、後はスマホがなくても腕時計としては使えます)

これは端末によるのかもしれませんが、少なくとも私の買ったLG G watch Rはそうでした。

Androidのスマホ(しかもOS4.3以上)を持っていない人は、Android Wearを買っても文鎮にしかなりません。

でかい

バッテリやディスプレイを搭載しているため、小型といえども一般の腕時計と比較すると大きいです。

普段大きめの腕時計を常用している人であれば気にはならないと思いますが、腕時計を普段使わない人だとうっとうしいかもしれません。

冬場に袖口が過密になっているときに装着するとものすごく邪魔でした。トレーナーとか袖口がぴっちりしている服を着ていると、Android Wearがでかいので袖の中に入りません。袖の中に入れなければAndroid Wearが手首の骨に押し付けられて痛くてたまりませんでした。

冬場につけるにはツライデバイスかもしれません。

毎日充電が必要

バッテリは1日くらいしか持たないので毎日充電が必要です。これが最悪なまでに面倒くさいです。

私は今までソーラーパネルで電池交換が不要な腕時計を使っていたので、電池の管理が必要な時点で面倒くさいです。しかもそれが毎日です。

これは例えこのバッテリが2日もつようになったとしても感じる不便さは変わらないと思います。バッテリが切れたらまったく使えないのですから、基本的には毎日充電しておくべきでしょう。

Android Wearを購入する場合、充電方法についてもよくよく考慮する必要があります。スマホのようにUSBケーブルをさせば気軽に充電できるものばかりではありません。専用のクレードルを使わないと充電できないものもあります。

デバイスの見た目より、充電方法を重視して購入することも検討した方がいいでしょう。それくらいに充電方法はAndroid Wearを使っていく上で重要なことです。

開発目的

Android Wearを是非買うべきな人がいます。それはアプリ開発者です。

Wearアプリを開発したい人はぜひ買うべきです。というより買わないと始まらないと思います。

Wearアプリをエミュレータで開発するのは正気の沙汰ではありません。エミュレータの操作性が悪い・動作が重いという理由から、動作確認をとるのが大変です。

スマホとの通信機能を実装して動作確認するためにも、実機を使うのがベストです。(エミュレータで実現できるのかもしれませんが、実機を使った方が早いし確実だと思います)

Android Wearをもっとも活用できるのはアプリ開発者というのはなんか残念な感じです。

それだけまだAndroid Wearを活用できるキラーアプリがないということなんですけどね。スマホなら定番アプリとしていろんなアプリの名前が出てきますが、Wearだとないですからね。

壁紙を自由にできるアプリ

そんなわけでそんなAndroid Wearを少しでも楽しいガジェットにするべく、Wearの壁紙を自分の好きな画像に設定できるアプリを作りました。

きっかけは日付の確認できるウォッチフェイスが欲しかったことなんですが、ついでに好きな画像を壁紙として設定できたらいいんじゃないかなと思って作りました。

Android Wearのウォッチフェイスに不満がある人、「俺の嫁を壁紙にしたい」なんて人にオススメです。

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