まんがでわかる7つの習慣 2巻をレビュー

まんがでわかる7つの習慣2 パラダイムと原則/第1の習慣/第2の習慣
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1巻の内容を掘り下げる1冊。

まんがで分かる7つの習慣ってシリーズ物だったんですね。調べてみたらまだ続きがあるみたいで、3巻はすでに出てて、4巻の出版も予定されているようですね。

コミックなのですぐに読み終えることができるお手軽さがウリです。ストーリーの流れに合わせて、重要なポイントに絞って解説してくれるので、活字が苦手な人でもとても分かりやすいのがメリットです。

反対に値段の割にページ数が少なく、原典を買って読んだ方が財布には優しいというデメリットがあるということです。

しかしコミックなので読みやすく、理解しやすいのでそれもムダではないように思います。そして何より、絵がきれいで出てくる女の子がかわいいのは正義だと思います。

この第2巻はパラダイムと原則、第1の習慣、第2の習慣について書かれています。1巻で出てきた内容を掘り下げるという形になっています。1巻を読み返してみれば確かに触れられている内容なんですが、より分かりやすく具体的になっていると感じました。

中でも特に気になったところが2点あるので、紹介してみようと思います。

「問題の見方」に問題意識をもつ

人は自分の経験を元に物ことを見て判断するというのがパラダイムの話です。

世の中にはいろんな人がいて、さまざまな考え方や感じ方があるにもかかわらず、自分こそが正しいとつい思ってしまいます。

人によってものの見方や考え方が違うという話なのですが、どうしても普段の生活でそこまで頭が回りません。あいつは色眼鏡で見てる、こっちの考え方こそが正しいのにと、無意識に考えてしまいがちです。

そんなパラダイムを意識する簡単な方法は、自分も色眼鏡で見ていると考えることです。あいつは色眼鏡で見てる、でも自分も色眼鏡で見てるんだと。単純なことですが、そう考えるだけで相手の見方を意識したり、自分の考え方は正しいのだろうかと考えたりできる気がします。

感情的な時こそ行動の選択を意識する

嫌味をいわれて心が傷つくのは仕方のないことです。いわれのない批判を受けて怒りが湧いてくるのは仕方がないことです。

しかし、その後どういう行動をとるかは自分次第なのです。黙っているのか、睨みつけるのか、舌打ちするのか。笑って流すのか、ユーモアで返すのか、嫌味を言い返すのか。そこには選択の余地があるのです。

感情の反応はどうしようもありませんが、心が反応したあとの行動は相手の言動によるものではなく、自分が選択したものです。

これは自分を第三者的視点で見ることもできる考え方なんじゃないかなと思います。

感情のゆらぎは仕方のないこと。しかしその後の行動には自分で選択する余地があるのです。実践するのは難しいことではありますが、心の反応と行動の間には、自分の意志が介在すると考えれば余裕を持った行動をとれるのではないでしょうか。

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