カクノに万年筆用コンバーターを使ってボトルインクを補充してみた
万年筆を購入して、メモ書きが非常にはかどっているGenです、こんにちは。飽きっぽい私にしては珍しく、毎日最低10枚を書き続けることができています。これも万年筆で字を書くのが楽しいおかげだと思います。
ちなみに思考が高速化しているかどうかは実感がありません。
インクが2週間でなくなった
パイロットのカクノには、初めからカートリッジタイプのインクが1本ついています。毎日メモ書きをやっていると、2週間目にしてはやインクがなくなってしまいました。恐るべきスピードでインクが無くなります。
自分の中での比較対象は、ボールペンの楽ノックです。これは私が公認会計士試験の勉強をしていた頃に10本セットのものを購入したものですが、未だに2〜3本残っていて使いきれていません。書いている文字の量でいえば、明らかに試験勉強していた頃の方が多くの文字を書いているにもかかわらずです。
文字の濃さが違うから当然なのかもしれませんが、この万年筆のインクの消費量はボールペンとは比較になりません。A4用紙大体150枚分くらいでしょうか、それくらいの文字を書くとインクが無くなるというのは驚きです。
ボトルインクから補充してみよう
カクノの説明書に、コンバーターを使うことでボトルインクからインクの補充ができるという記述がありました。カートリッジインクを使えば交換が楽ですが、せっかくの万年筆なのでボトルインクを使ってみたくなりました。
ボトルインクを使うためにはコンバーターという部品が必要になります。
インクカートリッジと同じ大きさで、インクを吸入するためのピストン機構がついているものになります。つまみを回すことでピストンが上下し、ボトルインクからインクを吸入する仕組みです。
コンバーターを使うことで、カートリッジにはない多種多様なインクを利用することができるのがメリットだそうです。もっとも、私はインクにこだわりがあるわけではないので、とりあえず安そうなインクを購入しました。安いものだとインクカートリッジと変わらない値段、高いものに慣れば数千円のものまであるようです。
インクカートリッジを使うのとどちらが経済的かを考えると、どっちがいいのでしょうか。何となく、ボトルインクを使った方が経済的なイメージがあるのですが、あまり細かいことを考えて購入したわけではないのでよく分かりません。ボトルインクを使ってみたいと思ったのが、単に面白そうだったからなので・・・。
インク補充
実際にインクを補充してみた様子を動画に撮影してみました。しかし、肝心な部分が手で隠れてしまっているという残念仕様です。
はじめての吸入作業は、加減がわからずちょっと手間取りました。うまいこと吸入できずに四苦八苦しました。しばらくやればそのうち慣れるとは思います。
吸入には万年筆のペン先を、真ん中あたりにある穴の部分までボトルインクにつけます。その上でコンバーターを操作してインクを吸い上げます。ボトルやインクの色にもよると思うのですが、私の購入したボトルインクだとペン先が見えないので苦労したのです。
コンバーターでインクを吸入してみると、思ったよりインクの量が入りません。インクカートリッジと比較すると、ツマミの部分だけインクの入るスペースが少ないので仕方ないかもしれませんが、明らかに少ない。
たとえば毎日メモ書き10枚を続けていると、約5日でインクがなくなりました。大体インクカートリッジの半分くらいの量が入るということでしょうか。ちなみに、インクの補充の仕方が下手くそだったので、コンバーターの3分の2くらいしかインク入っていませんでした。
補充の頻度が多いということは、面倒くさいなと感じる面と、なんか通っぽくてワクワクする面と両面あります。今のところインクの吸入作業の物珍しさが前面に来ているので、吸入作業を早くやりたいという気持ちの方が強いです。そのうち「面倒くさくてやってられるか」となるかもしれませんが・・・。
後はコンバーターを利用することで、万年筆を手に持った時にカチャカチャ音がするようになったことが若干気になります。コンバーター内部にある金具のようなものが動いて音を立てているようです。字を書いている時には影響はありませんが、なんかちょっと気になるのが残念です。
ボトルインクからの補充は、手が汚れたり万年筆のペン先の掃除が必要だったりと、手間がかかる作業です。まあその分愛着が湧くと思えば、大した手間ではありませんが・・・。
追記
どうもうまくインクの吸入ができなかったのは、コンバーターがしっかりとはまっていなかったからのようです。コンバーターをはめ直したら上手いこと吸入できるようになりました。コンバーターをはめるときはしっかりと奥まで押し込みましょう。
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