肩にやさしい縦持ちマウスを試してみた Lift縦型エルゴノミックマウス
最近肩コリが激しい。いくつか要因があるのだが、その1つにマウスを使うときの姿勢の問題がある。マウスを使っている最中は気を抜くと肩が自然と前に出ていってしまう。それで肩が内向きになってしまい、それが長期化して肩が痛くなってくるのだ。
それを解消するのに姿勢を気をつけるというのは1つの手だが、縦向きのマウスを使うのを試してみることにした。
肩への負担が減った
使ってみるとその効果が分かった。普通の平たいマウスと比べると、自然な姿勢でマウスが操作できる。今までの姿勢がいかに不自然だったかが分かる。それくらい肩が楽になった。
肩が、というより「腕が」かもしれない。これまではかなり腕を捻った状態で操作していたのだと気づく。それが90度縦になるだけで、胸が自然と開くようになった。正しい姿勢に自然となる。この感覚はもう戻れない(平たいマウスに戻れない)なと思っている。
普通のマウスを使っていても胸を張る姿勢が取れないわけではないが、手のひらを上に向ける関係上どうしても肩が内旋してしまう。90度近く角度が変わるので小さいようで大きな変化がある。
これまではMX ANYWHERE 2Sを使っていたのだが、これから切り替えると本当に肩と腕が自然になる。平たい、小さいで使っていたときは快適だと思っていたが、Liftを使うと戻れまい。
ちょっと大きめでやや斜めな握り心地のM950というマウスがあったので、それと握り比べてみた。ほんの少しの差ではあるが、やはりLiftがいいと感じる。
持ち上げたり普段の操作がおぼつかない
肩の姿勢や腕が自然になるなどメリットがある一方、当然ながらデメリットもある。
1つは特殊な形状によるマウス操作のしにくさだ。普通の一般的なマウスと比較すると、つまんでいるような形になるので持ち上げたりするときに不安定になる。FPSとかのゲームでマウスを頻繁に動かすような使い方をしている人は、使いづらさの方が先に来そう。私ははっきりと使いにくいと感じている。なんかすっぽ抜けるような感覚がある。
これは普段どのくらいマウスを持ち上げる動作を行っているかによる。マウスの移動量が多い人は要注意である。私はあまり持ち上げる動作をとらないのだが、たまにするときに持ち上げづらさは感じる。マウスが大きくなったことも影響しているのかもしれない。
もう1つは手が痛い。手の付け根のあたり、豆状骨のあたりが痛いのだ。これはこの部分を支点にマウス操作を行うせいだ。そのため手を浮かせるような形での操作を心がけているのだが、これはこれで慣れなくて辛い。
とはいえ肩の健康とのトレードオフで、どっちが自然な姿勢か考えればこちらの方なので、ある程度慣れるまで仕方がないかなと思っている。
このあたりは徐々に慣れてきたと感じているので、時間の問題かもしれない。10日間くらい使っていると当初感じていたような上記問題は気にならなくなってきてはいる。
手の痛みを取るか肩の痛みを取るか
最初はかなり違和感が強かったが、徐々に慣れてくるとこれが自然だと感じられる。
肩や腕を内側にひねることがないので、マウスを使う姿勢は自然なものになったと感じる。これで肩コリが改善されるかもしれない。
もっとも肩コリを改善するには他にも運動やストレッチが大事なので、マウスを替えるだけで良くなるとは言い切れない。ただ、私は替えてよかったと思っているし、今更普通のマウスには戻れない。
なんかそのうちキーボードもエルゴノミクスに替えたくなるかもしれないなあなどと思っている。
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