足元の補助暖房器具としてパネルヒーターを購入してみた

部屋の暖房はマルチダイナミックヒーターを使っているのだが、足元に感じる冷気に困っていた。
対策用品として小型のファンヒーターを買おうかと思ったが、パネルヒーターにすることにした。
足の周りをカバーできて寒さの対策としてはもってこいだと思ったのである。
椅子で使うには電源コードが邪魔すぎる
パネルヒーターといっても各社からいろんな製品が出ている。そんな中でatRiseの製品を選んだのは、操作パネルが上部にあって操作しやすいというレビューがあったからである。
まあ確かに操作はしやすいかもしれない。しかし閉じた状態で使うなら太ももで隠れる場所にあるので、操作しやすいかといわれるとちょっと首をかしげたくなる。
そんなことよりも問題なのは、電源コードがすごい邪魔なことだ。
私はキャスターつきの椅子で使っているのだが、電源コードとキャスターが干渉してしまう。パネルの合わせ口の下にあるので、見事にキャスターで踏む。洗濯ばさみで本体の縁に電源コードがくるようにして迂回させているが、はっきりいってかなり印象が悪い。定価の8000円で買っていたらもっと評価落としていたかもしれない。
キャスターを動かすたびにコードが絡まり、動きを制限されるストレスは想像以上。毎日の使用を考えると、この設計は大きなマイナスである。底面パネルと背面パネルの接続部分から電源コードが生えているだけでだいぶ違ったのになと思う。
パネルを丸めて前面を閉じなければ比較的邪魔にはなりにくいが、それなら閉じて使えるタイプを使う意味があまりない。それに開けた状態で使うと冷気が入ってきて足元が寒くなる。
暖かさは結構違う
足元にそよそよと感じる冷気対策のために買ったのだが、そこに関しては十二分に働いてくれている。特に閉じた状態だととてもよい。
ぬくもりに関しては底部のパネルから感じる熱量と比較すると周りのパネルは弱く感じる。しかし閉じた状態だと冷気が入ってこないため、足元暖房としてはベストかも知れない。
さらに上部のパネルの蓋をつけた状態だとかなり暖かくなる。一人用こたつは伊達ではない。まあ上部の蓋は開けしめが面倒くさいので外して運用しているけれど。
運転レベルは2で運用しているが、足元は十分に温かい。
これだけで暖房を賄おうと思うのであれば、手元が寒くなるので若干厳しい。
椅子での運用
椅子に深く腰掛けた状態で使うのはわりと厳しい。私はだいぶ前めに腰掛けた状態で使わざるを得なくなっている。
椅子のキャスターと底部パネルが干渉してあまり前に椅子を出せないせいである。逆に姿勢はよくなりそうかもしれない。
しかしリラックスした状態で座りながらこれで足を囲むのはかなり厳しい。デスクが手前側にあるとか、机の下のフリースペースが広いくないと、椅子に深く腰掛けて使うのは難しいだろう。
パネルを閉じた状態でも足を組んだりするスペースはある。ただし蓋をつけて運用する場合は、多分ちょっと窮屈な気がする。
その他気になったところ
底部のパネルと周辺のパネルの接続部分が細いので、耐久性が大丈夫なんだろうかと少し心配になる。ちぎれることはさすがにないとは思いたい。しかし第一印象はここだけ千切れそうだったんだよなあ・・・。
あと前面パネルはマグネットで閉じるタイプとなっているのだが、ちょっと閉めるのにもたつく。マグネットがというより、ガイドの凹凸部分がなかなかはまらないのが原因。あまり頻繁に開閉したくないくらいには面倒。さりとて閉じたままでは出るのに邪魔になる。
総合
補助暖房器具としてはそこそこ優秀。足元が薄ら寒い状態から解放された。
これだけで暖房を賄うのは上半身が寒くなるので少し厳しいと思う。メインの暖房を使いつつ、メインの暖房の温度を下げて運用するのも手だろう。
価格の面をいえば小型のファンヒーターとかを買ったほうが安く上がるが、一人用こたつの丸めるパネルヒーターとどっちがいいのかはわからない。
私の場合は机の真下のスペースを物置として使っているせいで、椅子と盛大に干渉してしまう。大体50〜60センチの空間があれば無理なく使えそうな気がする。
高さ方向に関しては、昇降デスクを使っているため特に気にはなっていない。しかし若干高めに調整している。
購入を検討する場合は、まずは使用環境を細かくシミュレーションするのが大事。特にコンセントの位置やコードの取り回しは、実際の快適さを大きく左右するので、購入前にしっかり検討しておきたい。ここにかんしては明確に失敗したなと思っている。改めて商品ページとかみると、あえてコンセントを明示していない商品画像が多いので注意したい。
コンセントの長さも要確認。2mと書いてあっても、実質使える長さは1mくらいしかないということもありうる。前パネルの付け合せの部分からコンセントが伸びているパターンがそれ。この製品には延長コードがついているが、それもちゃんと検討したうえで購入するのがよさそう。
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