無料で使えるタスク管理アプリTodoistを使ってみた感想
今までEvernoteでTodo管理をしようとしていたのですが、どうにもうまくいきません。うまくいかないというか、そもそもTodoを確認しようとしないのです。
なぜ確認しないのかを考えてみたら、やりたいこと・やらなければいけないこと・すぐにできることから、大きなプロジェクト形式のものなどがごちゃごちゃになっているせいなのかもしれません。EvernoteにはTodo以外にもさまざまなノートを置いてあるので、お世辞にも見やすいものとはいえません。
それだったらTodo管理は別の専用のアプリを使ってやった方がいいかなと思い、まず最初に試しているのがTodoistというアプリです。
さまざまなプラットフォームに対応
Todistを選んだ理由の1つが、さまざまなプラットフォームに対応していることです。Todo管理をするにあたって、AndroidやMac、Windowsで使えることが個人的に条件になります。
その点TodoistはAndroidはもちろんMac、Windows、iPhone、iPad、果てはChromeなど大抵のプラットフォームにアプリが用意されています。使えない環境を探すほうが大変かもしれません。
大本はWebベースのブラウザアプリなので、それぞれのプラットフォーム間の同期もきちんとしてくれます。
そのアプリの操作性は、Androidアプリに関しては非常に使いやすい操作性で好感が持てます。しかし、Mac版やChrome版の操作性はWeb版とほとんど変わらない操作性なのが残念です。スマホで操作するのはちょうどいいのですが、MacやWindowsのアプリでの操作するにはやや物足りないです。アプリがどの環境でも使えるというのはいいことですが、スマホを除いてそれぞれの環境に特化されているわけではないのが残念なところです。
結局のところ、私はパソコンではChromeの拡張機能で利用しています。Mac用のアプリとほぼ操作性が変わらないので、わざわざ専用アプリを入れてやるほどではないと思ったからです。
柔軟な繰り返し設定
Todoistを使って面白いなと感じたのが、柔軟な繰り返し設定ができるということです。
- 特定の日
- 定期的な繰り返し
- 変則的な繰り返し(1ヶ月毎、3ヶ月毎など)
特定の期間内(やる日は決めていないが、1か月以内に処理したいなど)
特定の日
これは分かりやすいですね。3月20日に処理するとかです。
入力の仕方は至ってシンプルで、「3月20日」のように、そのまま日付を入力するだけです。それ以外にも「今日」や「明日」という入力も受け付けてくれるので、明日って何日だっけ?と日付を調べなくても入力できるのがいいですね。もちろん、カレンダー形式の入力方法もできます。
ちなみに明後日は認識しませんが、半角で「+2」と入力すれば2日後と認識してくれるようです。
定期的な繰り返し
毎週や毎月1日といった、定期的な繰り返し処理です。
入力の仕方は「毎週 月曜日」(スペース必要です)、「1日」のような感じです。月を省略すると、毎月指定の日で繰り返すと認識されます。入力フォーマットが指定されているのですが、直感的に分かりやすい入力方法なので、覚えるのには困らないと思います。
チェックボックスなどを使って繰り返しを指定する必要がないので、入力欄がすっきりとしていて気持ちいです。
変則的な繰り返し
3か月毎とか、隔週とかですね。
入力の仕方は「3か月ごと開始 3月20日」や「14日ごと開始 3月20日」です。繰り返し期間+開始する日という指定の仕方です。
これはちょっと入力に戸惑います。たとえば3か月は受け付けてくれませんし、2週間も受け付けてくれません。日本語での入力を英語に変換して登録しているようなので、こういった変則的な繰り返しの文章は認識しづらいのだと思います。
英語での入力に抵抗がないのであれば、英語で入力したほうが楽かもしれません。「every 3 months starting 3/20」という感じです。
特定の期間内
1か月以内とか、5日以内にとかです。入力の仕方はそのまま「1か月以内」、「5日以内」という感じです。
この機能はその期間の間、常に今日のタスクのところに表示されてくれるのだと思います。この日にやらなければいけないわけではないが特定の期間内に処理したいものはかなりあるので、そういうタスクを登録するのに便利です。
ただしあまりに濫用すると、今日のタスクが見づらくなってしまいます。緊急性の高いもののみに限るなど、使い方には工夫がいるかもしれません。
私の勘違いでした。◯日後として処理されてました。
プロジェクトごとの管理も可能
タスクをプロジェクトごとに分類することも可能です。
基本的には日付ごとでタスクを処理していきながらも、それぞれのプロジェクトごとでの進捗も確認することができます。
このプロジェクト管理機能があるおかげで、タスクを細かな具体的なアクションに落としこんで登録することができます。
オフラインでも利用可能
個人的にありがたいのが、Androidのスマホアプリだとオフラインでも利用することができることです。
端末に同期済みのタスクは、通信ができない状態でも確認できます。オフラインの間に登録したり、完了済みにしたタスクは、通信可能な状態になれば自動的に同期してくれます。
スマホの通信料をケチるためにWi-Fi運用しているので、こういうオンラインを前提にしない作りはありがたいです。
有料だけど便利そうな機能
私は今は無料版で利用しています。無料版でも充分に使えるなと思っているのでしばらくはこのままで使っていこうと思っています。
リマインダー機能
有料版ではリマインダー機能が利用できます。
無料版でも、その日に予定されているタスクをメールで通知したり、アプリからのプッシュ通知が行われます。有料版では、おそらく「今日の15時に通知をして欲しい」というような要望に応えるような機能なんだと思います。
私の場合は時間に追われるようなタスクがほとんどないので、そこまでのリマインダー機能を必要としていないので、無料版で何とかなっています。
というより、無料版のメールでのその日のタスクを通知してくれる機能があるだけでありがたいです。Todoの確認をさぼりがちなのですが、メールならチェックしますからね。
メモ、添付ファイル機能
有料版ではタスクにメモをつけたり、添付ファイルをつけたりすることができるらしいです。無料版では、タスクのタイトルと期限を設定することしかできないのです。
ただこれは考えようによっては無料版の機能だけで充分とも考えられます。タスクについてメモによる補足をしなければならないのであれば、登録する粒度が大きすぎるともいえます。メモがつけられないことから、登録するタスクは自然と具体的な内容にせざるを得なくなります。タスクが具体的なアクションになっていれば、実行時に迷うことも少なくなります。
完了したタスクの確認
無料版では過去に完了したタスクを確認することができません。
Todoistでは「カルマ」という生産性を表す機能があり、タスクを登録してきちんと処理していくと数値が上がっていきます。
このカルマ機能で、過去に何件タスクを処理したかというのは分かりますが、具体的にどんなタスクを処理したのかは無料版では確認できません。これはちょっと有料版にしたいなぁと思ってしまいます。
無料版ではシンプルな使い方しかできない
無料版ではシンプルな使い方しかできませんが、それが逆にいいかもしれません。
シンプル故に抽象的な項目を登録したら訳がわからなくなるため、自然と具体的なアクションを登録するようになります。登録したタスクを淡々と処理してチェックしていくと、先に進んでいる感じがしていいものです。
特に使い方が分からなくて困ることはないのがありがたいですね。Todo管理アプリを探している方は、とりあえず試してみてはいかがでしょうか。
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