イイモノ

クリアしてから少し冷静になったので改めてゼノブレイド2をレビューしてみる

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ゼノブレイド2
今慌ててやらなくてもいい気がしてきた

ゼノブレイド2が発売されてからはまり込んで、クリアしてからも熱中していたのだけど、それがスッと冷めて冷静になった。

きっかけは発売から3週間後に行われたアップデートによるものだった。アップデートがあるならそれまで不便な状態でやり込むのも馬鹿らしいなとプレイを一時休止し、そこから冷静にゼノブレイド2について振り返ることができたので、改めてレビューを書いておこうと思う。

ゼノブレイド2はエクスパンションパスによって2018年秋頃までに追加要素があることが予定されている。

https://www.nintendo.co.jp/switch/adena/dlc/index.html

よって、買うのは別に2018年の秋、エクスパンションパスの内容がすべて発表されて追加された後でも遅くないのではないかというのが、現時点での私の結論である。

ストーリー

本作はあえて多くを語らず行間を読ませるタイプのストーリー展開だ。解釈の余地があるので、これはああいうことだったのではないか、こういう心情から行動したのではないかとプレイヤー側であれこれ想像できる楽しみがある。

一方であまりに投げっぱなしではないかという、説明不足であると感じる場面がいくつかある。ところどころ唐突すぎて意味がわからないところがあり、行間を読ませるとは聞こえはいいが、「え、それでおしまい?」と説明不足に感じる場面が多かったことも事実。

ストーリーについて賛否両論があるのは、こういうところが影響しているのではないだろうか。

説明不足

説明不足と言えば、ゲーム内のシステムでまったく説明されない要素がいくつかある(ゼノブレイド2には説明書もゲーム内ヘルプも用意されていない)。なんでヘルプないのと思うところが多すぎた。

一応戦闘システムについてはチュートリアルが用意されているが、このチュートリアルは見返すことができないし、チュートリアル中に死んだらフォローがないというひどい仕様だった(先の記事でも書いたが、私はチュートリアル中に死んだ)。

戦闘に関しては、例えば「スパイク防御」という単語が唐突に登場する。そもそもスパイクとはなんぞやというのが一切説明されない。私はクリアするまで(クリアした後も、であるが)スパイクという要素について結局理解することがなかった。たぶんゲーム内で存在していたのだろうけれど、どれがスパイクなのか知らなくてもとりあえずクリアできる。だから説明がなかったのだろうか?

他にもドライバーアーツのリアクションで、ブローとノックバックについては一切説明がない(これは吹き飛ばすのと押し出すのだなと予想はつくので実害はなかったが)。ブレイドの詳細にあるクールタイムなる要素についても説明がない。ないないづくしである。

このことから特に、前作(ゼノブレイド)未経験者にとってはハードルが高いゲームに仕上がっている。

前作を遊んでいない人に対しては、余計に今急いで買うゲームではないだろう。今後のアップデートでヘルプが用意されるかは知らないが、エクスパンションパスが出揃う頃にはUI面やヘルプの追加などの調整も加わるのではないかと思えなくもないので、買うなら先に書いたとおり2018年の秋まで待った方がいいのではないだろうか。仮にそういった調整がなかったとしても、すべて出揃うまで待てばいいと思う。

反対に、前作をプレイ済みの人であれば、多少の説明不足についてはカバーできると思うので、現時点で買っても損はないだろう。ストーリーに対する好みはあるとは思うけれども、基本的にゼノブレイド2は面白い。

戦闘

戦闘については本当に面白い。

他のRPGも見習ってほしいと思えるのが、常に全力で戦えるということの快適さであろう。

ゼノブレイド2では、すべての戦闘においてとにかく全力で戦うことだけを考えれば良い。なぜならば戦闘後にHPはすぐ全回復するからである。強敵がうろつくエリアであっても、戦闘後にいちいちHPを回復する必要がない。

またMPといった概念もないので、必殺技も使い放題。長いダンジョンの先にいるであろうボス戦に備えて、戦力を温存する必要ないのである。

だから戦闘は毎回全力で戦えば良い。だから純粋に戦闘が楽しめる。

そして負けたとしても一切ペナルティは存在しない。前にセーブしたところからやり直し(=それまでのプレイが無駄になる)ことはない。死ぬまでに得たものはそのまま、直前に訪れたランドマークから再スタートとなる。しかも再開までが異様に早いので、ゲームオーバーになることのストレスは少ない。

一方で、戦闘中にHPを回復する手段が若干特殊だったり、そもそも戦闘が始まると一切の余裕がなくなるほど忙しい(特に戦闘に慣れるまではそう)という点で、他のRPGとは一線を画するが、ここまで戦いが面白いと感じさせるゲームはそうそうないのではないだろうか。

戦闘画面はごちゃごちゃしていて状況が分かりにくく、さらにやることが多くて忙しいが、システムに慣れてしまえばとても楽しいゲームとなるだろう。

忙しいとはいっても、複雑なアクション操作が要求されるわけではない。単に画面上の情報量が多いのと、戦闘が始まってしまうとゆっくり考える時間が用意されていない(ポーズ機能などがないので、ゆっくりと状況を確認することができない)から、忙しいと表現している。操作自体はボタンをタイミングよく押すとちょっと有利だよという程度のタイミング要素があるくらいである。

やりこみ要素について

やりこみ要素が膨大である。例えばレアブレイドをすべて手に入れるのも1つのやりこみ要素だが、これだけでもかなりの手間がかかる。ブレイド図鑑を見ると「これだけしかないの?」と思ったが、実際にやってみると全然埋まらない。私のプレイ時間は250時間になる(スリープ中も時間が進むバグがあるので、実際はもうちょっと短いと思う)が、レアブレイドは5〜6体くらいまだ手に入れていない。

他にもアイテムの収集(効果の高い装備品の厳選)、汎用ブレイドの厳選、クエストの網羅、ブレイドのキズナリング埋めと信頼度の育成、人工ブレイド・ハナの育成(ミニゲームTiger!Tiger!のやりこみ)など、挙げるとキリがない。

ただそれらのやりこみに関しては、UIの不便さがその楽しみを殺していると思っている。

ブレイド厳選・レアブレイドの網羅については、ゲーム内ガチャを回すしかないが、ブレイド管理のUIがおそろしく使いにくい。そのためブレイド厳選をやるハードルがかなり高くなっていると感じる。

ソシャゲの文化を取り入れるなら、UIももっと配慮が欲しかった。

追加要素・アップデート

今後UIの調整アップデートがあるかどうかは不明ではあるが、もし調整されるのであれば現状でやり込むのは得策ではないと思う。そのことからも、エクスパンションパスによる追加が予定されている2018年秋まで待ってから購入するのも遅くはないんじゃないかと思う原因の1つである。

余談ではあるが、12月22日に行われたアップデートで、マップ関連のUI調整が行われている。みみっちい話ではあるが、使いにくい状態でクリアした身としては素直に喜べない。

また、このアップデートで、スキップトラベル時の読み込みが遅くなってしまった。正確に言うと、あえて尖った調整をしていたマップ読み込み処理を、安定性にかじを切ったというだけなので、そういう判断をしたのだなというだけの話なのだけれど。ただここで言いたいのは、今後も微調整によってプレイ感が変わる可能性があるのであれば、それを待ってから遊んだほうが断然いいだろうということが言いたいのである。マップ読み込み遅くしてんじゃねーよと文句が言いたいわけではない(若干失望はしたのは事実だけど)。

変にUI調整されるかもと期待してしまうので、もしそうなら調整されてから改めて遊びたいというのが私の本音だ。

だから今の時点で急いで遊ばなくとも、エクスパンションパスの内容がすべて出揃う2018年秋まで待って買うのもいいんじゃないかと思うのである。

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