フリーハンドで撮影できるContourのハットマウントをレビュー

Contour ハットマウント
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手元の作業を撮影したり、用途は多岐にわたる。

Contour ROAMというカメラを買いましたが、これを自転車の車載動画用としてだけ使うのは非常にもったいない。せっかく小型軽量なカメラなのだから、もっといろんなことに使いたいと思うのが人情です。

当然そのことは考えられており、用意されている豊富なマウントの中には、帽子に取り付けて使うことのできるものがあります。これを使うことで、このカメラの用途は無限に広がります。

たとえば、私がCintiq 13HDを使ってお絵描きしている動画(Youtube)や、私がコーヒーを淹れている動画(Youtube)など、こんな映像を簡単に撮影することができます。

後ろ向きに取り付ける

ハットマウントの取り付け方はちょっとした工夫がいります。帽子の後ろ側に取り付けるのです。普通に取り付けると、帽子のツバが映ってしまうからです。

Contour ハットマウント カメラ取り付けた状態

マウントの取り付け方は、単に帽子に挟みこむだけです。布製の帽子であれば取付可能でしょう。麦わら帽子のような固い素材のものや、生地の分厚い帽子でなければ取り付けは問題ないと思います。

セッティングが大変

ハットマウントは取り付け位置の微調整が非常に面倒くさいです。

これは私がContour ROAMという一番安いモデルを使っているせいによるところが大きいかもしれません。このモデルは録画最中のカメラの映像を、リアルタイムで確認することができないからです。そのため、帽子にハットマウントを取り付け → カメラを取り付け → 録画 → パソコンに取り込み確認という手順を踏まないと、カメラに映る映像を確認することができません。満足できる映像が撮れるようになるまで、カメラの上下角、レンズの角度、ハットマウントの取り付け位置など、何度も微調整するしかないのです。これが結構面倒くさい。

取り付けるポイントは2点あります。

まずは帽子のかなり先端側に取り付けること(帽子から見たら後ろ側)。でないと自分の鼻やメガネなどが映ってしまうのです。

次にカメラの上下角は、斜め下45度くらいを目安に取り付ける。これくらいの角度であれば、自分の目の視野と、カメラで撮影される範囲が大体一致すると思います。さすがに自分の目で見た感覚と比べて、かなり遠くから見ているような感覚になりますが、手元の作業が映像に入っていないという事態にはならないでしょう。

ちなみにContour+2という上位モデルであれば、スマートフォンでカメラに映る映像を確認することができるため、位置調整の手間はかなり省けると思います。

フリーハンドで動画が撮影できて便利

このハットマウントを使うことで、動画をフリーハンドで撮影できます。これの何が便利かというと、両手を使ってやる作業などを気軽に撮影することができることです。パソコンでのお絵描き、プラモデルの作成作業、コーヒーを入れるところなど。自分の目で見ている感じで映像を撮影することができます。カメラ自体は軽いので、作業の邪魔になったりすることはありません。

そして意外と馬鹿にできないのが、撮影している本人は映らないということ。カメラを三脚に固定して撮影すると、どうしても自分自身が映ってしまいます。でもこれならシャイな人でも安心です。

ちなみに、ヘッドバンドマウントという頭に直接取り付けることのできるマウントもあるようです。私は屋外での使用も考慮したため、ハットマウントを購入しました。炎天下の下、帽子もつけずに撮影していると、日射病になっても困りますからね。

素直にヘッドバンドマウントを使った方が、映像に映る範囲の違いを気にしなくてもいいかもしれません。ただヘッドバンドだと、メガネのじゃまになったりしそうな気もするので、ハットマウントを利用してよかったと思っています。

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