2つの切ない物語、さよなら妖精を読んでみた

小説を読んでいて一番楽しいときというのが、私の場合は「してやられた」って舌を巻く瞬間です。この作品を読んで受けた衝撃は今でも忘れられません。思い出補正が強いせいかもしれませんが、この衝撃を超えるような作品になかなか出会えずにいます。

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折れた竜骨は純粋な知的遊戯ミステリ

中世ヨーロッパを舞台とした、魔法あり、不死の人間ありのファンタジーな物語です。しかしその中身は純粋な論理によって構成された、高度な知的遊戯の物語でした。争点が明確にされているがゆえに、非常に読み応えがあって面白かったです。

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短篇集「満願」を読んでみた

6本の短編が収録された短篇集です。全部読み終わった後に思うのは、表紙がこの短篇集の雰囲気を実によく表しているということです。暗いとか悲しげとか、はかなげ、妖しげなんて言葉がよく似合うんじゃないかなと思います。

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英題が意味深な、犬はどこだを読んでみた

サスペンスとして楽しめる作品だと思います、途中までは。後味が悪いとは聞いていましたが、というよりは「笑えない怖さ」が味わえる作品だと思います。話としてよく出来過ぎていて、逆に笑えないと私は思いました。中高生に教訓として読んでもらいたい。

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秋期限定栗きんとん事件上を読んで

〈小市民〉シリーズ第3弾の秋期限定栗きんとん事件を読みました。これは上下巻に分かれていて、上巻は出題編のようなものと考えて間違いはないと思います。出題編と言っても日常推理ネタは健在で、飽きずに読み進めることが出来ました。

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ぼくは小佐内さんを理解し損ねていたらしい

夏期限定トロピカルパフェ事件を読みました。春期限定いちごタルト事件ですっかり小佐内さんの虜になってしまったからです。タルト事件を読んでいない人は、ぜひそちらから。ネタバレ注意。1巻の比ではないびっくりな展開が待っています。

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二人の関係を推理する、春期限定いちごタルト事件

〈古典部〉シリーズの著者の作品で、タイトルの付け方が面白くて気にはなっていました。恋愛関係にも依存関係にもないが、互恵関係である二人の関係とは一体何なのか。ミステリという堅苦しさが微塵にも感じられないコミカルで面白い作品です。

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