私がmineoを選んだ2つの理由とMNPする上での注意点
今までBiglobeの音声通話SIMを使っていました。この程スマホを買い換えることにしまして、それに伴いSIMのサイズ変更が必要になりました(マイクロSIM→ナノSIM)。
SIMサイズの変更にも手数料が必要ですし、直近数日間の通信量に応じて速度制限がかかることにもちょっと不満があったので、思い切ってMNPで乗り換えをすることにしました。MNP転出の手数料や移転先での契約手数料やらかかるので、単にSIMサイズ変更するより割高にはなりますが、mineoは半年間の割引キャンペーンをやっていたのでちょうどいいかなって思いました。
割引キャンペーンも乗り換えする大きな理由ではありましたが、もちろんそれだけではありません。私がmineoを選んだのには2つ、重要な理由があります。
直近の使用量による速度制限がない
以前使っていたBiglobe音声通話SIMでは、直近3日間の通信量が200MBを超えると速度制限がかかっていました(私は音声通話エントリープランを利用していました)。この3日で200MBの制限は、私の使い方ではすぐに到達してしまうデータ量でした。そのため、高速通信の残量がほぼ意味がない状況でした。
その点、mineoはこのようなデータ使用量による速度制限は行っていないということでした。少なくとも「私が契約する時点では」であって、将来にわたって制限されないかどうかは分かりませんけれども。
MVNOでかつエントリープラン(通信容量が一番少なくて一番安いプラン)でこの制約がないところはかなり珍しいと思います。私のように特定の日だけ通信容量が多くなる使い方だと、この直近使用量制限がないのはとてもありがたいです。
もっとも、この制限があるところはダメな業者で、ないところがいい業者だとは言い切れませんけどね。制限をかけていないということは、他のユーザの通信状況に左右されて、そもそも速度が出ない可能性もあるわけですから。この辺りは実際使ってみないと分かりません。
MNP手続きによって電話が使えなくなる期間がない
格安SIMを提供しているMVNO業者にMNPすると、基本的には新しい業者のSIMが届くまで電話が使えなくなります。
MNPの手続きは、旧業者でMNP転出手続き→新業者で契約手続き→新業者で契約完了・SIM手配→(この時点で旧業者のSIMが使えなくなる)→SIM発送→SIM到着・SIM差し替えでようやく使えるようになる、というのが一般的な流れになります。新業者で契約完了してからSIMが届くまでの2〜3日の間、電話が使えなくなる(旧業者のSIMが使えなくなる)のが普通です。
その点mineoは、SIMが使えなくなる期間が存在しません。mineoから発送されるSIMが手元に届くまで、旧業者のSIMで電話を使い続けることができます。正確には、SIMが届いて開通手続きをとるまでは旧SIMを使うことができます。
どういう仕組みか。一般的には新業者との契約完了時点で、MNPする電話番号が旧業者から新業者のSIMに切り替えられます。そのため、その時点で今まで使っていたSIMが使えなくなるのですが、mineoはこの切替手続きを契約時点では行わないのです。mineoではMNPする電話番号は、SIMが届いてから、開通手続きを行うことによって切り替わります。
SIMが届いてから一手間必要ではありますが、電話が使えなくなる期間が存在しないのはMNPする上で非常に大きなメリットであるといえます。
ちなみに、開通手続きをしなかったらどうなるかというと、MNP予約番号の有効期限の前日に自動的に切り替えが行われるそうです。
これはMNP予約番号有効期間内であれば、自分の好きなタイミングで切り替えができるということです。ちょっと早めに手続きを行っておいて、月末を狙って切り替えるなんてことができるわけです。これは便利だなと思います。
値段は取り立てて安いわけではない
ちなみにmineoは基本料金が特筆して安いわけではありません。安い部類ではありますが、もっと安いところは他にもあります。
それでも選んだのは上記の2つの要因があったからです。(後はキャンペーンによる割引があったこともありますけど)
月額料金は劇的に変わるわけではありませんが、直近使用量による速度制限がないこと、MNP手続き中に電話が使えなくなる期間がないことというのは、お値段以上のメリットがあるように思います。
MNPにあたって注意すること
私はMVNO業者へのMNP手続きは2回目になりますが、「電話料金安くしたい」とMNPを考えている方向けに、注意しておくことを書いて締めとしたいと思います。(本来ならmineoの使用感を書くべきところなんですが、SIMが届いても新しいスマホが手元にまだないので使用感を書くことができないのです)
今使っている回線のMNP転出手続き
- 年間契約や最低利用期間等の縛りによる違約金の有無
- 解約されるタイミング(基本はMNP転出先で手続きが行われたら自動解約でしょうが)
- 解約月の料金(日割りになるのか、満額かかるのか)
- MNP転出手続きをしてから予約番号が発行されるまでの期間
じ月に2回以上MNP転出手続きができないという縛りがあったりする業者もあります(Biglobeはそうでした)。この場合、新しい回線へのMNP転入手続き・契約手続きがうまくいかず、MNP予約番号の有効期間が足りなくなったりしたときに困ると思います。
ちなみに、Biglobeの場合は別途接続サービスの解約が必要になるので、そういった付帯サービスの解約についても事前に確認しておくべきでしょう。ちなみにこのBiglobeのベーシック接続コースの解約は、25日までに手続きをしないと翌月解約扱いになるので注意しましょう。解約は回線の切り替えが終わってから(LTE接続サービスの解約が行われてから)でないと手続きできないので、月末切り替えになるように日程を調整していると、ベーシック接続コースは1か月分余分に取られてしまって悔しい思いをします。
ネットで手続をするところは、MNP予約番号の発行に時間がかかるところもあります(Biglobeだと2日間かかりました)。月末に切り替えができるようにしっかり計画していたけど、これを考慮に入れ忘れていた、なんてことありえるので気をつけましょう(私は忘れてました)。
乗り換え先の回線での手続き
必要書類をあらかじめ用意しておくこと(支払いはクレジットカードのみとか、免許証をスキャンした画像が必要になったりとか)。MNP予約番号は取得してから15日間有効期限があるものの、MNPによる契約を行う際には◯日間残っている状態でないとダメ、という縛りがあります。事前に準備をしておくことにこしたことはありません。
また、私がmineoを選んだ理由の1つでもありますが、MNPの手続きが完了するタイミングをしっかりと確認しておくべきです。
- 契約手続きをしたタイミングで転入扱いになる
- 契約手続き後、業者側でSIMが用意されたタイミングで転入扱いになる
- 契約手続き後、SIMが手元に届いてから転入扱いになる…など
の回線の解約日、MNP手続き中に携帯が使えなくなる期間の有無に影響するのでしっかり確認を。たとえば前の回線料金が月割で処理されないので月末近くに手続きを行ったが、乗り換え先でのMNP転入手続きが翌月になってしまい、前の回線の料金がまた1か月分余計にかかってしまったなんてことが起こりえます。
月末ちょうどに切り替わるよう手続きを行うのは至難の業です。翌月にずれ込むといろいろともったいないことになると思うので、余裕を持った手続きを行うのがいいと思います。
最後に、MVNOは困ったらドコモショップに行けばなんとかなる、みたいなものではありません。サポートがないわけではありませんが、ある程度自力で何とかする力は要ると思います。この前ドコモショップに行った時、店に行けば何とかしてくれるのを目の当たりにすると、その分料金が高いのもしかたが無いのかなとつくづく思いました。
もっともMVNOを1年ちょっと使っている間に、私はトラブルにあったことはありません。例え手厚いサービスがあったとしても、あんなに月額料金が高いのには今更戻れません。
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