OLYMPUS E-PL2を使っていて感じたミラーレス一眼についての感想

OLYMPUS E-PL2
E-PL2
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マニュアルフォーカスではピントが合わせづらい。

購入したのは2011年の4月くらいだったと思います。

コンパクトボディながら、凝った撮影の仕方もできるということで、店頭でいろいろ悩んだ挙句に購入したのがこいつ。最近はブログに載せる写真を撮るのに使っているくらいで、元々使用頻度はそんなに高くありません。

私の一眼歴

はじめて自分でカメラを買ったのは10年前くらいだったでしょうか。

当時はデジタル一眼が出始めた頃だったような気がしますが、買ったのはフィルムの一眼カメラです。

撮影するのはとても楽しかったです。普段見ている風景でも、いつもと違った視点から撮影すると、非常に面白いものが撮れます。見慣れた教室の風景も、カメラを床ギリギリの高さにして撮影したら、なんか迫力のある画になったりするのが楽しいのです。

しかしながら、撮影するたびに現像に出さないと画像が見れないことから、貧乏症の私は次第に撮影することがなくなっていきました。1回撮影するたびに1000円ほどの出費は痛い・・・。

デジタルなら現像を気にしなくてもいいので、いつか買い換えようと思っていました。そしてどうせ買うなら、ボディがコンパクトなミラーレスにしました。最初はソニーのNEXを購入するつもりだったので、迷走っぷりが伺えるというものです。

ピントが合わせづらい

これはこの製品だけの問題ではなく、ミラーレス一眼の根本的な弱点といえるかもしれません。

ミラーレス一眼はその構造上、撮影は背面の液晶画面で確認しながら行うことになります。これが最大の弱点で、マニュアルフォーカス時にピントが合っているかどうかがとても確認しづらいです。

液晶の解像度の問題

液晶画面では、ピントがあっていないから画像がボケているのか、液晶の解像度のせいでボケて見えるのかがわかりません。

その対策としてミラーレス一眼では、画面の一部分を拡大してピント合わせをすることができます。しかし、この方法では動く被写体に対しては使いづらいし、拡大している部分以外のピントを確認しづらいです。拡大して合わせた部分のピントはあっているが、被写界深度が浅くて他の部分がぼけていたなんてことがあります。

反射光の問題

そして屋外では反射光や太陽光によって背面液晶が確認しづらく、マニュアルフォーカスでは非常に使いづらくなります。晴天時だと特に顕著で、もはや液晶に何が写っているのかさえ確認できないときすらあります。

ただこの問題は、電子ビューファインダー(EVF)を装着することで解決できます。ファインダーを覗く形であれば、反射光で画面が見えないなんてことは起こりません。

最近のミラーレス一眼では、標準でEVFを備えている機種もあったりするし、ついていない製品であっても、別売りでEVFが販売されています。私の使っている製品であればこれとか。

しかし、EVFであろうと液晶の解像度という性能の限界があるので、光学ファインダーをもつ一眼レフカメラとは勝負にならないと思います。

コンパクトなボディで気軽に撮影できる

ミラーがないために、ボディがコンパクトで軽いというのが、ミラーレス一眼の最大のメリットです。コンパクトと言っても、あくまでボディがコンパクトということで、ズームレンズなどを取り付ければ充分にでかい(コンパクトデジカメと比較すると)。

それでも大型なデジタル一眼と比較すると、長時間撮影しても疲れにくいというのは充分なメリットでしょう。具体的にいうと、100kmウォーキングしながらでも、撮影をこなせるくらいには撮りやすい。

旅行で動き回りながら撮影したりするには向いているのではないでしょうか。

レンズの流用には注意を

オリンパスのミラーレス一眼は、マイクロフォーサーズという規格のマウントとなっています。すでに他の規格のレンズを持っている人でも、マウントアダプターをとりつけることで、レンズ資産を引き続き使うこともできるでしょう。

一方で、ミラーレスでレンズ資産を構築した後、やっぱり光学ファインダーのあるデジタル一眼の方がいいやと乗り換えようとする場合に注意が必要です。なぜならミラーレス用のレンズをフルサイズデジタル一眼に流用することは、基本的にできないからです。(たしかそのはず)

ちょっと写真に凝ってみたい人にお勧め

いろいろ不満なところを書いてしまいましたが、上手くもないくせにマニュアルフォーカスで撮影したがる私だからこそ感じる不満点なのかもしれません

オートフォーカスで撮影する分には十分な性能です。液晶を確認せずとも、大体ピントの合った写真を撮影してくれます。

ミラーレスカメラはちょっと写真に凝ってみたい人にオススメできると思います。コンパクトデジカメと比較して、レンズを交換することで撮影できる画に幅ができますし、背景だけをボカしたような写真が簡単に撮ることができます。カメラに詳しくなくとも、オートフォーカスを使えばきれいに撮影できます。

手軽でありながら、将来的な拡張性が高い(マニュアルでの撮影や、レンズの交換などができる)です。写真に凝ってみたい人にオススメできるでしょう。

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