独学で第二種電気工事士の試験受けてみた

電気教科書 第二種電気工事士[筆記試験]はじめての人でも受かる! テキスト&問題集 2021年版
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過去問付きのテキストと思うと便利。ただしテキストには考え方や覚え方などは書かれていないので、そういうのがないときつい人には向かない。

電気に関しては門外漢ではあるが、独学で第二種電気工事士の試験を受けてみた。

受けようとおもったきっかけは、自宅の電気配線をいじりたかったから。ついでに飯の種になればという打算も含む。

電気に関する知識は、電圧=電流☓抵抗の計算式を覚えていたくらい。合成抵抗の計算とかなんかやり方あったよなぁ程度のうろ覚えレベルではあったが、無事一発で合格することができた。

できるようになること

第二種電気工事士の資格を持てば、自宅の電気配線をいじることができるようになる。

たとえばコンセントを増設したり、配電盤から回路を増やしたりできる。他には家の外に設置した物置に照明取り付けて配線したりするとかだろうか。工具の問題さえクリアするのであれば、エアコンの設置なんかもできるようになる1

筆記試験対策

試験は筆記試験と技能試験の2段階がある。

筆記試験はマークシート形式で50問の問題が出題される。基本的にそのうち6割正解してれば合格できる。

私は電気に関する知識は、電圧=電流☓抵抗の式を覚えていた程度だったので、テキストを購入して学習することにした。買ったのはこれ(実際には2020年版)。

こちらのテキストは過去問がPDFでダウンロードできるテキストとなっている。ダウンロードできるのは最新のみだと思うので、中古を買った場合はダウンロードできないと思うので気をつけてほしい。

テキストなのでそういう造りにならざるをえないのかもしれないが、試験範囲を網羅してありますっていうだけの内容で私には合わなかった。もっぱら過去問を利用しただけである。

筆記試験対策はYouTubeのやさしく学ぶ電気工事士シリーズのお世話になった。あとはホーザンの電工試験虎の巻もよく利用した。

筆記試験対策は、最初のうちはかなり苦労した。特に私の使ったテキストは重要性や考え方などは一切触れられてなかったので、覚えるべきポイントを教えてくれるYouTubeの動画は救世主に近かった。

最終的には過去問を回すことで出題傾向を掴み、YouTubeの動画と合わせて暗記用のノートを作成して試験に臨んだ。

筆記は8割方過去問と似たような問題が出る印象である。ごくごく一部に変化球のような問題が紛れる程度なので、過去問で安定して8割正解できるようになれば本番も安泰ではないだろうか。

技能試験対策

技能試験は配布される材料を使って、時間内に器具の結線作業を完成させる形式となる。

筆記試験は過去問をやればわりとなんとかなるレベルのものであるが、技能試験は独学だと難易度が高いかもしれない。練習のための機材や電線がどうしても必要になるため、受験料に加えて出費がかさむ。また工具も別途必要になる。

工具はHOZANの工具セットを買った。しかし実際にこのセットの中で使ったのはペンチとVVFストリッパー、圧着工具くらいである。すでに他の工具を持っているなら、これらを個別に購入するのも手だと思う。

プラスドライバーに関しては個人的にラチェット式のものが便利だと思う。私はアネックスのラチェットドライバーを別途購入して使った。ランプレセプタクルのネジ脱着などで便利だ。

工具の他に練習用の器材が必要だ。私はフリマアプリで端材を安く手に入れて、それで練習を行った。ケーブルや不足している器材は別途個別に購入した。たぶん販売されてる練習キットを使うのが一番無難だと思うが、出費を抑えたいならそういう方法もアリかもしれない(練習キットの半額くらいに抑えることができた)。

材料の用意はともかく、これだけは確実なことがある。個別の単位作業2と通し練習を繰り返して精度を上げておかないと合格は不可能である。

というのも、技能試験は試験時間が40分しかない。その時間内で複線図を書いて、指定条件を確認して作業を終えなければならないが、最初のうちはまるで時間が足りない。どう考えても試験時間の配分がおかしいとしか思えなかった。

練習キットであれば問題ないかもしれないが、私のように練習用の材料をケチっていると、本番では施工条件がついたり配線の長さが指定されたりすることを忘れがちである。通し練習の際は本番と同じ条件でやるようにしよう。

技能試験に関しては対策本を購入してやり方を知らなければ太刀打ちできなかった。私は「すいーっと合格シリーズ」を使った。リンクは2020年のものなので注意されたし。

この本は輪作りがきれいにできるやり方を採用している。またケーブルの採寸方法もできるだけ考えないような作りにしてある。慣れている人なら「なんでそんなめんどうくさいことを」と感じるやり方が一部採用されているが、とにかく考えなくてすむようにするためだと思う。

電気配線の作業に慣れている人ならともかく、私のような初心者にはこの本は非常にわかりやすかった。

筆記とは違い技能試験についてはYouTubeの動画を参考にしなかった。むしろ本に書いてあるのとは異なるやり方をしていて、逆に混乱の元となると思う。これに関しては1つのやり方を信じるのがいいだろう。

結果

結果的に無事に一発で合格することができた。技能試験は出題ガチャに勝ったおかげな気がする(公表問題13問のうち個人的にやりやすい問題が出てくれたということ)。

とにかく実技の練習さえしっかりできれば、まるっきりの門外漢でも取得は難しくない。受験料以外にかかる費用が多い3のがネックではあるが、勉強時間はわりとスキマ時間でなんとかなる。

自宅周りのDIYをするにあたって、第二種電気工事士は唯一の実務経験がなくとも受験できる資格である。DIYに興味のある人は取得するのも悪くないと思う。


  1. 電気配線をいじることなく設置するのであれば、家庭で使うエアコン程度であれば無資格でもできると思う。できるかどうかは別問題ではあるが。 ↩︎

  2. タンブラスイッチへの接続とか、輪作りを行ってランプレセプタクルに結線するとか、そういう各種の作業のこと。 ↩︎

  3. 受験料9300円の他に、工具を揃える費用、技能試験対策の材料にかかる費用、合格後に免状を発行するための費用、テキスト代が必要となる。だいたい30000〜40000円くらいかかると思われる。 ↩︎

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