赤錆だらけの鉄製品が見るに耐えなかったので錆転換剤を使ってみた

BAN-ZI サビキラーPRO 200g
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錆びた金属に塗るのが楽しい。

元ゴミ屋敷だけあって、鉄製品を雨ざらしのまま放置してたりするので、我が家には赤錆だらけのものがあちこちに転がっている。この赤錆さえなければ使えそうなものがあったりするので、錆転換剤を使ってみることにした。

サビキラーPROにした理由

そもそも大前提として、お手軽な値段であることをまず第一に考えた。あまりに大量にあっても使い切れないのがその理由である。その点、サビキラーPROは200gの容量で売っているのでちょうどよかった。200gで2000円くらいするので、コストパフォーマンスははっきりいって悪い。しかし大量に買って余らせたら意味がないので、まずはお試しということでコスパには目をつぶった。

そもそも200gといってもそれなりに量があり、割と色んな所に使える。本気で錆止めのためにしっかり塗ろうとすると足りないけれど、試しに使うつもりで買ったが割と長いこと使えている。

その理由の1つは、水性であることだろう。これもサビキラーPROを選んだ理由の1つなのだが、作業性がいいのだ。ひどいサビに対しては水で2倍に希釈して使うわけだが、ここまで希釈するとサビキラー自体はほんの少量使うだけで十分である。だから200gでもなかなか減らない。

また水性であることから、塗る対象が少々濡れていても気にせず使える。塗装に使う刷毛は水で洗えば済むのでこれまた後片付けが楽でもある。

塗装のために別の容器に取り分けて使うのだが、この容器も適当なプラスチックの容器が使える。私はプリンの空き容器を利用している。

細かい場所に塗る場合には綿棒を使うなんてのもいい。広範囲は刷毛で塗るしかないけれど。

2度塗りは必須かな

一度塗装すると、サビがひどい部分は微妙にサビが浮いてくるような感じになる。説明書きを読む限り、そういうところはサビ転換がうまくいってないところを知らせてくれているらしい。ぷつぷつと黄土色の部分が浮き上がる感じになる。

めんどくさければそのまま放置しててもいい気はする。しかし2度塗りしてやったほうがきれいに仕上がるのは間違いない。

原液ダイレクトで塗ると2度塗りせずともよい場合もあるが、塗りムラによって転換不十分な箇所が出る場合もある。あと原液ダイレクトだと塗料で盛られた感じになってしまうのも玉に瑕。

割とすぐ乾く

塗ってから手につかなくなるまでの時間はそんなにかからない。液体状態で溜まっている箇所などはさすがにすぐには乾かないけれど。

とはいえ水性なので、乾かしている最中に雨に触れたりするとダメなのでその点は注意が必要だろう。

赤錆から銀色に

銀色というのはこのサビキラーの色のことである。しかし赤錆だらけだったものが銀色に染まるとなんだか新品になったかのような気分になり気持ちいい。

とりあえず塗りやすいので、赤錆を見つけたら塗りたくなる。

錆止め兼下地塗料という感じで使って、この上から塗料を塗ることでさらに仕上がりは良くなるだろう。

銀色といっても鈍い銀色で光沢はない。そのため光沢のあるステンレスの部分赤錆に使ったりするのはちょっと微妙だと思う。光沢のある金属には向かないだろう。

塗料という観点で見ても腐りにくいし1、200gくらいならお気軽に試せていいんじゃないかと思う。とはいえ使う対象によっては、これで赤錆を止めたあと、その上から塗料を塗り直さないと見た目がおかしくなる可能性は捨てきれないけれど。

個人的には雑に使えるところが楽チンでいいし、赤錆だらけの汚ならしい鉄製品がきれいになって気持ちいいので、この製品意外と気に入っている。


  1. ペンキ塗料のように長期間放置して固まって使い物にならなくなりにくいだろうという意味。 ↩︎

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