文化祭の準備を思い出す、SHIROBAKO5巻
1〜12話が「えくそだすっ!」というオリジナル作品を手がける話でしたが、13話〜は原作のある作品をアニメ化するという話になります。
1クール目では描かれていなかった、企画の走り初めの部分が描かれています。スタッフを集めて資料や設定を固めていき、徐々に形になっていくあたりが「楽しそうだなあ」って思います。ロケハンに出かけるメンバーたち見ているとすごく面白そうです。なんだか文化祭の準備中が一番楽しいみたいなの思い出します。
さらに新人制作(11話だったか12話だったかで、面接を受けていた人2人)が新たに入社したこともあり、改めてアニメ制作の段取りが説明されます。12話まで大体の流れが分かっている分、より丁寧に説明されている感じがしました。
新たな登場人物
新人制作の安藤さんと佐藤さん。
安藤さんは面接の際に「アニメに係る仕事をしたいけど、自分がやるなら裏方の仕事だと思う」と、これは当然採用されるよなと思っていた子だったので意外性はありませんでした。
しかし、佐藤さんが採用されていたのはとても意外でした。はきはき喋ってるけど志望動機が「家が近いから」という理由だったからです。そういう理由でもオッケーなのかと意外に思ったのですが、そういえば私も「家が近いから」と言って採用された経験があったなと思いました。
他にはアニメーターの久乃木さん。新たに採用されたというよりは原画に上がったばかりという感じなのかもしれませんけれども。「ぅうっ」とか「おっ」とかちゃんと喋らない子で、なぜか絵麻だけが通訳できるという変わった子です。わたわたする様子がとても面白くて見ていて楽しい子です。
そして忘れてはならないのが問題児2人。制作進行経験者の平岡と、第三飛行少女隊の担当編集茶沢の2名です。
平岡に関しては、当初から「感じ悪いなぁ」とあまり印象は良くなかったのですが、徐々に憎めなくなっていくという不思議なキャラでした。第5巻の15話までだと単に「感じ悪い人」で終わるんですけどね。
茶沢は危ない感じしかしなくて、実際に現場は動き始めてるのにキャラデザのリテイクがかかるという事件が発生します。個人的には茶沢が云々より、ナベPの仕事の進め方が怖くてハラハラしてばかりでした。口頭連絡だけで進めていっていいのかって気が気でなかったです。
キャスティング会議
音響監督さんが超カッコイイ回でもある14話は、キャスティング会議をやっていて、こんな感じで声優さんが決まっていくのかとちょっと面白かったです。(オーディオコメンタリーで「こんなのはない」って言ってましたけど)
キャスティングの際に、キャラソンOKかとかコスプレOKかとか、そういう条件があるんだなあというのも納得です。最近のアニメは、キャラソン出て当たり前、イベントあって当たり前だものなぁ・・・。声優さんは大変です。
そんな声優のキャスティング風景が含まれていることもあってか、スタッフコメンタリーでは音響関係の方々が話されてました。「SHIROBAKOのことあんまり触れてないけどいいのかな」とおっしゃってましたけど、個人的にはとても楽しく聞けて面白かったです。
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