署名せざるを得なかった、姿を見れただけで嬉しかった
本来、このブログは自分が買ったもの・読んだもののレビューをして記録するためのブログである。だが、今回は違う。別に何かの商品を紹介するわけではない。
ただ適当なブログが他になかったので、これで書かせていただく。書かずにはいられなかったのだ。
それは池袋の凄惨な自動車事故の遺族による署名活動のブログである。
署名活動のブログ
https://ameblo.jp/ma-nariko/entry-12493099392.html
私は署名活動の是非については論じない。
ただ犯人に対して、老人だからもう先が長くないから、足腰が不自由だからといった理由はあるだろう。だが、それらで斟酌された上で刑が決定されるのはおかしいと考えている。たしかにそれらの事情は斟酌されるべき事柄ではあるが、だからといって犯した罪は犯した罪として、しっかりと判断されるべきだと思っている。
それが死刑にしろとか、無期懲役にしろとかそういう話ではない。量刑を重くして欲しいという話ではない。ただ、正しく判定してほしいというただそれだけだ。
犯人側の事情が斟酌されるなら、なぜ加害者側の事情は斟酌されないのか。おかしいではないか。あの親子に何の非があったというのだ。そこが斟酌されないのに、犯人に対してのみ斟酌が行われるのは間違っているだろう。
ご本人の意思とは異なるかもしれないが、私はそういう意味と受け取り、署名を行い郵送した。ついでに、どうしても一筆書いておきたくなったので、汚い字だが手紙も同封した。
これはすべて私がやりたいと思ったからやったことである。
きっとたくさんの署名が集まって欲しいという本人の願いはあるのだろうけれども、これは私の持論だ。署名をするなら軽い気持ちでするべきではない。あなたが本当に署名したいと思うときに署名をすべきだと思っている。
遺族の方やサポートされる方には申し訳ないけれども、私はそんな考えなので、自分の家族に署名については強制しなかった。「署名活動してるらしいよ」という情報だけは伝えたけれど、結局署名をするとまでは言い出さなかったので、私一人の署名を送った。
ありがとう
とにかく遺族の方には、私はありがとうといいたい。こんな凄惨な目にあってなにがありがとうだと思われるかもしれないけれど。
私がこの人の立場だったら、私は犯人を殺して自分も死んでいただろう。でも、この方は周りの方のサポートを受け、生きる決意をした。その姿に私は感動した。
私は形態は異なるものの、孫の立場でありながら祖母の介護に振り回される日々を送っており、つらい日々を送っている。なぜ若者が老人に搾取されなければならないのか、なぜ若い命が奪われなければいけないのか。そんな気持ちが常に渦巻いている。
老人に死ねと言いたいわけではないけれど(まあ精神が壊れてる私は基本的にはそう思っているのだけど)、今の世の中おかしいという気持ちでいっぱいではある。ご遺族もそうだというつもりはない、これは単に私の吐露である。
ご遺族の気持ちは私には推し量ることができない。理解できるなんておくびにも口にできない。
ただこの非情な現実に立ち向かう、立ち向かおうとする姿勢を見せていただけただけで、私は勇気をもらえた。それが私が署名を行った理由である。
署名については人それぞれ考え方があるだろう。とりあえず数さえ集まればいいという考えの方のほうが多いかもしれない。確かに、署名の数が多ければそれだけ声が届く可能性は高まるのだから。
その意味では、私は邪魔をしてしまっているのかもしれない。家族分の署名が集められたのに、それを集めることなく自分の署名のみを送った。でも、私はそれを間違ったとは思っていない。私は私のポリシーを貫き通したに過ぎない。
署名活動の是非は、個人個人で考えるべきである。本当に遺族が行っている署名なのか調べてから署名を送るのも大事だ。ちなみに一応調べたつもりだが、ご本人なんですよね?
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201907/CK2019071902000151.html
最後に
ご遺族にとって、この池袋の事件が報道されるたび、ネットで目にするたびにフラッシュバックを起こして辛いこととお察しする。そのうえであえてこの事件に触れる記事を書いたことをお詫びしたい。
私は遺族の方やサポートしてくれている方に、がんばれなんて言うつもりはない。すでに頑張っているだろう。がんばりすぎているだろう。むしろ休んで欲しい。
ただただ、私はあなたが生きていてくれてありがとうと言いたい。負けないでいてくれてありがとうといいたい。
私の記事が不快かもしれない。でも書かずにはいられなかった。そこは許していただきたい。ただ書きたい、伝えたいという気持ちだけで書いた。署名も、同封した手紙もまったく同じで、書かずにはいられなかったから書いたのだ。
ただ、ご遺族のご意向を優先したい。自分たちの考えとは異なる、見るのも不快であるというのであればご連絡いただきたい。この記事は即座に削除したいと思う。
最後に、ただただご無理をなさらないようにだけしていただきたい。というのもきっと難しいだろうけれど。ご自身のペースで無理をせずに、そして気持ちを溜め込まないようにだけ気をつけていただきたい。
たまにブログを更新して近況をお知らせいただければ、それが私が署名をしたことに対する大きな大きな返礼となる。それだけで私はうれしい。
普段とはまったく毛色の異なる記事で、この後に欲しい物リストなんか載ってしまうが、それは許して欲しい。どうしても書きたかったので、そこは許して欲しい。商品レビューサイトで各内容ではないよなとは思ったのだが、許して欲しい。
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