Flexispotのスタンディングデスク、E7Hを購入した話

スタンディングデスク E7H
E7H
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立って作業できることより、高さ調整が効くところにめっちゃ便利さを感じてる

昇降デスクを購入した。

購入したのはFlexispotのE7Hという機種だ。こちらは最近出たばかりの機種で160kgの耐荷重を誇ることが特徴だ。

電動で机の高さが調整でき、気分に合わせて立って作業ができてなかなかに快適だ。

購入〜組み立て

購入から実際に出荷されるまで2ヶ月くらい待った。

私は天板も含めて購入。フレームと天板の2個口で届くのだが、フレームの重さは相当で40kgくらいある。配達の人、いつもありがとう。

組み立てにあたっては、既存の机をどかして作業スペースを確保するのが一番大変だった。机の退避先も確保する必要があり、出荷予定の日だけはある程度わかっていたので、ちょっとずつ片付けをして備えた。段取りは大事。

組立作業自体は簡単だった。プラモデルに比べると組立工程はめちゃくちゃ簡素である。まあ部品数が少ないから当然ではある。作業に当たっては電動工具(電動ドライバー)があったほうがよい。手でやれないこともないが、天板の下穴のついていない場所にネジを打ち込む必要があるためである。

机の天板はあらかじめ下穴が開いているため、フレームを取り付けるのは下穴の位置に合わせるだけでよいので助かった。ガイドなしでやる場合はこの作業に時間がかかると思う。天板ごと買ってよかった。

ただコントローラー(机の前面に取り付ける操作盤)とケーブルトレーを取り付ける下穴はついていない。コントローラーはともかく、ケーブルトレーの位置は自分で調整しなければならずこちらは多少苦戦した。

ケーブルトレーについてはモニターアームを取り付ける際に邪魔にならないか確認しながらの作業だった。ビーム(昇降させる機構が入っている中央の部分)に近づけすぎたのか、ケーブルトレーとして非常に使いにくくなってしまった・・・。本来は机の端ギリギリに設置するのだろうが、それだとモニターアームのクランプができなくなってしまうからしょうがない。

組立作業は一人で行った。一人でもなんとかできるかな・・・。ただし机を起こしたり移動させたりするのには人手があったほうがいい。

組み立てもわりと大変だが、頭を使わなければならないのは配線作業だ。机を昇降させてもケーブルが引っかからないように工夫するのが一番大変だと思う。単にケーブルがきれいにまとめればいいという話ではなく、机が昇降しても矛盾しない配線が求められる。ケーブルの長さの制約を受けたり、パソコンをどこに置くかでも変わってくるので、これが一番大変かもしれない。

スムーズな昇降

昇降はなかなかにスムーズである。電動で動き微調整もお手の物。しかも机の上のものがはねたり動いたりしないのは驚いた。特に私は机の上に水筒を置いているので、それも安定しているのはありがたい。

細かい高さの調整も簡単だ。座っているときの机の高さを微調整できて地味に便利。一度決めたとしてもあとから微調整できるのは、普通の机では難しい。それが簡単にできるのは昇降デスクの利点だろう。

机の高さはメモリー機能で記録できる。4つ登録できるのだが、私は座ったときと立ったときの2種類しか使っていない。バランスボールを椅子代わりに使って作業する場合に使いそう。バランスボールを使うかは不明だけど。

初回の昇降は気をつけてやったほうがいいだろう。私は壁掛け時計にモニタアームをぶつけて落としたし、ケーブル大丈夫だと思っていたら全然大丈夫じゃなかったりと何かとやらかした。

立って作業できる

スタンディングデスクを買った最大の動機は、立って作業するためだった。座ってばかりいるとダレるし、ダレた結果お尻のおできが悪化してえらいことになる。立って作業ができれば多少なりとも改善するのではと思ったのだ。

実際に立って作業してみると、思いの外腰が痛くなる。これに関しては私は反り腰になっているのでそのせいだと思う。お腹に力を入れて気持ち腰を丸めて前傾姿勢を取ると楽にはなる。

机の高さの問題もあるかもしれない。ちょっと高くしてみたり、逆に低くしたりしてちょうどよいところを探すしかない。ちょっと低めだと反り腰になりがち。高すぎても駄目だけど、気持ち高めのほうがいいかもしれない。逆に高すぎると方に違和感が出てくる・・・難しい。

まあ一日中立って作業するわけではないから、疲れたら座る方に切り替えればいい。

気分によって作業環境が切り替えられるので、在宅作業のお供に必須である。朝は気合を入れるため机を上げて作業し、落ち着いたら(疲れたら)座る。昼飯後はちょっと眠くなるから立って作業する・・・などと状況によって使い分けできる。

椅子の上で正座して作業なんてことも可能。立って作業がつらくなるけど椅子に座るとケツにダメージがくる、という状況で椅子の上で正座するのだけれど、この際にちょっと机を高くすることで作業が続けられる。

まとめ

E7Hにしたのは耐荷重が高いからだったが、ぶっちゃけどの程度影響があるのかはわからない。昇降の際の安定性はE7H特有なのか、E7でも変わらないのかは判断付かない。Proとの価格差はあんまりないので、足の形で選べばいいのではないかなと思う。

私は元々の机が中央に脚があったのでE7Hを迷わずに選んだ。というより耐荷重が高いほうが安定性が高いだろうという思い込みで選んだわけだが。

そんなに頻繁に立ち・座りを切り替えるのかと思われるかもしれない。結局座ったままで作業するんじゃないのと思われるかもしない。それはその通りで、立って作業するのは一日一時間くらい。日によっては昇降デスクのことを完全に忘れてしまい、スタンディングデスクとして意味をなしていない日もある。無理に立って作業しようとして、腰が痛くなることもあった。

しかしながら作業する机の高さを微調整できることは普通の机ではなかったオプションである。普通は机の高さに自分を合わせるしかない。だが昇降デスクは自分に机を合わせることができる。今まで適正だと思っていた机の高さが、実は違っていたなんてことが起こり得るのだ。

がっつり仕事をするときはちょっと高めが適切だし、逆にリラックスして動画見たりするときは低めがよかったりする。作業するときちょっと高くしたいなと感じたときにさっと調整できる。素晴らしいオプションではないか。

さらにはちょっとした副産物ではあるが、ものを落としたりしたとき机を上に上げて探しやすくできる。狭い場所にかがんで入り込み、机に頭をぶつけることがなくなる。人によってはありがたいんじゃなかろうか。掃除とか配線作業時も役に立つ。

そのオプションを得るために6万円を超える出費をする価値があるかどうか。このオプションを得たあとだと、もう昇降デスク以外は考えられなくなるだろう。

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