思考を高速化させる訓練、ゼロ秒思考を読んだ感想

ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング
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細かいところが若干気にはなるものの、ともかくメモ書きによる訓練を実践してみよう。

Kindleでセールが行われていたので、以前から買おうと思っていたゼロ秒思考を購入しました。KindleデビューのGenです、こんばんは。

Kindleは安いし、かさばらないしで便利なところはあるにはありますが、個人的にはやっぱり紙の本の方がしっくりきます。端末性能の問題もありますが動作がかくつくし、ワンクリックで購入になってしまうので間違って買っちゃいそうだし。1回読めば充分という程度のもの、とにかく安く嫁さえすればいいというものなら今後もKindleで買うかもしれません。

ゼロ秒思考とは

ゼロ秒思考とは、頭の中にあるモヤモヤしたものを、言語化することによって明確にすることです。そしてそれは、訓練することで身についていきます。訓練していけば誰でも思考を高速化することができる。そのための方法として、メモ書きをやろうと、そういう話なのです。

こうやって書いていると、自分でもなんか胡散臭そうな気がしてしまいますが、確かにやってみると頭が活性化されます。本当に思考が高速化しているのかはともかく、頭の体操にはなっているのは確実です。

メモ書きは、A4用紙の裏紙に、1つのテーマに対して1分間で4〜6行、各行20〜30文字程度を書き出していくというものです。

Schooの授業で取り扱われてもいるので、興味のある方は受講してみてはいかがでしょうか。

https://schoo.jp/class/578

メモ書きとは

メモ書きは頭の中のもやもやを明確に言語化するための訓練です。思考の高速化だとか小難しいことは考えずに、とりあえずゲーム感覚でやってみるのがいいと思います。

A4の紙、時計、ペンがあればすぐにできます。1テーマ1分の時間を区切るので、かかる時間は短いですが、1分とは思えない密度の濃さがあると思います。

最初のうちは何も浮かんでこなかったりで面白くもなんともないかもしれませんが、とりあえず1日10テーマを目標に、毎日続けてみましょう。

私がやろうとして躓いたところ

方法自体は簡単なのですが、実際に実行に移すのは結構大変です。ここまで偉そうに書いておきながら、私はちゃんと実行できていなかったりします。

1分☓10セットというと時間で見ると大したことはないのですが、その分密度が濃く結構疲れます。それに実際にやろうと思うといくつか障害があったので、私なりの対策を書いておきます。

1分間を計るのが面倒くさい

時計で計ろうとすると、思考を書きだすことに集中できません。そこで私はアプリを作ってみました。1分間のカウントダウンをするだけのアプリです。Androidのみではありますが、これを使えば時間の計測から解放され、メモ書きに集中できると思います。

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書いた後のメモの処理が面倒くさい

本では分類が推奨されていますが、分類しようと思うとかなり面倒くさいです。最初のうちは、とりあえず全部一纏めにしてどっかに置いておけばいいと思います。ある程度たまったら、改めて見返して処理すればいいでしょう。

机に向かうのが面倒くさい

クリップボードを使うのがオススメです。メモ書きをするためにいちいち机に向かうのが私は面倒で仕方がありません。クリップボードを使えば、寝っ転がりながらでもできますし、持ち運びができるので場所に束縛されることがありません。私が最近買ったスリムメイトというクリップボードであれば、用紙も格納できて便利です。

ネタがない

メモ書きするためのテーマがないために、なかなかメモ書きをしようとする気になれないということもあります。そういう場合には、このゼロ秒思考内でかなり豊富にテーマのサンプルが挙げられているので、これを利用するというのも手だと思います。

この問題は、普段どれだけアンテナを張って情報を集めているかがキーになってくるので、メモ書きするだけで解決される問題ではありません。ただ、メモ書きをすることをきっかけとして、気になることをストックするよう心がけるようになればいいと思います。

意外と書くものも大事

本の中ではパイロットのVコーンというペンがお勧めされています。私も実際に使ってみましたが、確かに書き味がよく、普段使っているペンよりメモ書きが捗る気がします。

ただ、このパイロットVコーンというペンは軸が細いので、普段太めのペンを使っている人だと手になじまないかもしれません。

私はパイロットのカクノという万年筆を使ってメモ書きをすることにしました。こちらのペンであれば、書き味はVコーンと同じくらいに書きやすく、それでいてペン軸が太いので手にも馴染んでいい感じです。文字を書くのが楽しくなるので、メモ書きをする動機付けにも最適です。

それぞれのペンを使ってみた感想を書いてみたので、よければそちらもご参考下さい。

とにかくやってみよう

1分間で考えられることなんてたかが知れている、考えるということはもっと時間をかけてやることだ、という反論があるかもしれません。ただそこは、「訓練だ」と割りきって1分でやってみてください。やってみた結果、もっと深堀りしたい場合はそのテーマでさらに1分やればよし。ちょっと足らないのであれば、15秒とかで書き足すのもありだそうです。

やること自体は単純なことなので、ゲーム感覚でやってみてはいかがでしょうか。

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