お絵描きが楽しくなる液晶ペンタブレット、Cintiq 13HDをレビュー

Cintiq 13HD
DTK-1300
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パソコンでのお絵描きが楽しくなる一品。

パソコンでお絵描きをしようと思ったら、ペンタブレットは必需品といえるでしょう。マウスでは表現しづらい曲線、そして濃淡。ペンタブレットはこれらを表現可能にしてくれます。

かくいう私も以前板タブレットを所有していました。大きいサイズの物の方がいいだろうと、IntuosのMサイズ(購入当時はIntuos2だったかな?)を購入したと思います。買ったはいいが次第に使う頻度が減っていき、最終的には友人に譲ることになりましたが。

しかしまたお絵描きしたくなってきたので、再度購入することにしました。最近では液晶タブレットなるものがあることを知り、どうせ買うならとちょっと奮発してみたのです。

板タブの倍以上の値段

液タブを買うにあたってネックとなるのがその価格でしょう。同サイズの板タブの倍以上の値段がします。液タブを買う決断をするかどうかは、この価格差をどう考えるかに尽きるでしょう。

私はこう考えました。ソシャゲに10万突っ込んだと考えればいいと。ソシャゲに突っ込むことを考えれば、なんと有意義なお金の使い方でしょう。ちゃんと物が手元に残るのです。こんなに素晴らしいことはない。

板タブとは次元が違う

待ちに待ったCintiqを使った瞬間、「なんぞこれ!」と思わず笑みが溢れました。これは板タブとは次元が違う

板タブだと一筆目を描くのに、モニタのペン先を表すカーソルを見ながら描画地点を探す必要があります。しかし液タブだとそれをする必要がないのです。たったこれだけの違いが、別次元の描きやすさをもたらしくてくれます。手元を見ながら描けることが、こんなにも便利だなんて・・・。

板タブは持っているけど、下書きは手書きでやるという人は多いと思います。なぜ板タブで下書きをしないのかといえば、おそらく作業効率が悪いからだと思います。液タブを使えばすべての作業をデジタルで行うことも簡単です。

液タブといえど、ペンを先の位置とカーソルの位置の微妙なズレは存在します。ガラス表面と液晶画面との隙間が微妙な視差を生んだりもします。それに紙に鉛筆で書くような抵抗があるわけでもないので、アナログの感覚には程遠いです。

それでも目で見た位置に、ペンで描いた位置に線が現れるというこの感覚は、板タブでは決して味わえない感覚です。間違いなく、作業効率が格段に上がり、描くのがとても楽しくなります

価格に見合うか

価格に見合う価値があるかどうかは、使う人次第だと思います。10万近いものを買って、結局使わなかったらどうしよう・・・そう思うのであれば、とりあえず一番安い板タブから入るべきでしょう。

ただ板タブでも物置にしてしまう人はいます(私がそうでした)。もちろんそれは、液タブでも同じです。だから迷うのはとても良く分かります

しかし、この液タブの快適さは、自分で実際に使ってみて体験しなければ理解できないと思います。一番いいのは、店頭デモ機を触ることでしょう。しかし、Cintiqの店頭デモ機は、Intuosと違ってどこにでもあるわけではないでしょう。そんなときは、私のようにソシャゲにつぎ込んだと思って、思い切って買ってみるのも手かもしれませんよ?

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