FRPで田植え機の補修をやってみた
田植え機のカウル(乗って体重がかかるところ)が割れて壊れてしまった。田植え機自体の動作には問題ないが、そのままに放置できる問題でもない。多分FRPだろうから、補修キット買って補修してみようかと思った。
FRPは早く固まる、舐めないほうがいい
直接割れたところは接着剤とパテで補修した。それだけでも良かったのだが、せっかく買ったのだからFRPとガラスマットで補強の意味をこめてやってみる。
FRPは硬化剤を入れた瞬間から硬化が始まる。少しずつ小分けにして使ったほうがいいというのは動画を見て知っていた。知ってはいたのだが、1回でどれくらいの量が塗れるのか。はじめてだからわからない。硬化時間もわからない。
購入したのはガラスマットと樹脂と硬化剤の3点セット。樹脂は500gなので、小分けにするのもなあと思って全部出して使ってみた。ちょっと舐めてましたね・・・。
補修箇所は30cm四方といったところ。入っていたガラスマットを破ってみると6毎くらい重ねることができる量になった。
早く固まるといっても500gなんだから1回で使い切るだろうと思ったら、2毎重ねたあたりですでにブヨブヨに樹脂が固まり始めた。こうなるともはや塗ることができない。ガラスマットに全然吸着していかない。失敗を悟った。
反省点
今回の作業の反省点。それは硬化時間を舐めていたことにつきる。
動画を見て早く固まるということは知っていたのだから、準備はできたはず。次回やるのであれば樹脂だけでも小分けにして用意しておく。紙コップでいいから5回分くらいに分けてしまえばよかったし、そうするべきだった。
作業途中に毎回計量するなんてめんどくさすぎると思って省略したら痛い目を見る。たとえば紙コップ10個使って、樹脂と硬化剤を計量して準備しておけばいい。
だいたい5分くらいで硬化が始まりブヨブヨのゼリー状になった。作業者感覚だと1分くらいの感覚。それくらい500gだろうと固まりだす。混ぜるのにも時間がかかるから、ガラスマット2毎積層するのが私は限界だった。しかも気泡については無視しての作業でこれである。
余った樹脂は5分の3くらい?
あとそれだけ大量に硬化すると、熱もすごくて本当に煙を吹いた。発火するにはいたらなかったが、そこも注意しなければならない。本当に舐めて作業すると危ない。
あとは固まりだした時点でガラスマットを重ねるのをやめればよかった。下手に重ねたせいで、後始末が大変だった。表面にケバケバとガラス繊維が散らばってえらいことになる。
全体的に補強しようとガラスマットを大きく裁断したことも良くなかった。端っこの方はガラス繊維がむき出しになり、そこも後片付けを困難にした。樹脂が固まりきってしまう前ならはみ出した部分を切り取ることもできていただろうが、時間との戦いで慣れてないと無理だろうなあと思う。はじめてだとうまくいかない。
ガラス繊維の後片付けは、ひたすらガムテープで引っ付けての繰り返しである。これがもっとも時間がかかったのは言うまでもない。
後に残ったのはガラス繊維とガチガチに固まった樹脂がいっぱいついたローラー。
樹脂だけまた買って追加で作業することも可能かもしれないが、取り敢えずの補修はこれでよしとしておく。
次回やるとしたら、絶対に樹脂は小分けにする。
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