水がどんどん貯まる、もっと早く買えばよかった除湿機

IRIS 除湿機 IJC-J56
IJC-J56
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部屋に入ったときのムワッと感がなくなった。ただしうるさい。

シンプルな除湿機を選んで買ってみた。強も元気に大きい音を立てながら湿気を吸ってくれている。

毎日どれくらいの水分を吸ってくれるか密かな楽しみになっている。

## 駆動音の大きさ

基本的に夏の間だけ使用するつもりだったので、除湿方式はコンプレッサー式にした。

たしかコンプレッサー式は稼働音が大きいが、比較的電気代が安くすむ。温度上昇もデシカント式に比べて少ないということだったのでコンプレッサー式にした。

ただ、想像よりはるかに上を行くレベルでうるさい。ちょっぴりデシカント方式を選んだほうが良かったかもと思わなくもない。まあうるさいといっても、鳴るのは低音域の音で常に一定の音が鳴っているので、個人的にはあまり気にならない。気にならないだけで音が大きいのは事実なので注意してほしい。

私は高音域の音については敏感で、高周波音がたまに聞こえるようなタイプの製品はうるさいと感じてしまう。それに比べたらこの製品は低音かつ一定なので、セミの声のように騒音とは捉えていないものと思われる。

ただし自分の部屋には置いていない。部屋の外の廊下に置いているが、まあそれでも音は筒抜けである。

それよりも振動の方が気になるかもしれない。レビューに階下の住人から苦情が入ったというものを見かけたが、さもありなんという感じがする。振動はまじで響く。賃貸だと防振マットを敷くなど対策が求められるレベル。

操作はシンプル

操作はシンプルで電源ボタンを入れるだけ。というか運転以外のモードがない。

設定できるのは除湿レベルが選べるくらいで、それも動作に影響がない。湿度が規定値に達したら動作が止まるだけである。強運転とか弱運転とかは存在しない。いっそ清々しいまでのシンプルさである。

この製品を選んだのはそのシンプルさゆえである。というのは嘘。

単純に水のタンクを前から取り出せること、タンクに一応ふたがついていることの2点で決めた。ここまで単純な作りだとは思わなかったし、騒音がすごいとも思わなかったけれど、しかし満足度は高い。実際に家に入った際のムワッと感が和らいだからだ。

湿度状況にもよるが、一日に4リットルくらい(タンク満杯が2回)の水を取ってくれる。わりとタンクに溜まった水を捨てる瞬間が病みつきになる。2リットルくらいの水をダバーっと捨てるのが結構楽しい。こんなに快適になっているんだという実感が湧く。

いちいち捨てたくないという人のために、ホースを繋いでそこから水が流れるようになる仕組みもある。私は使っていないけど。使ってみようかと思ったこともあったが、本体を排水場所の近くに設置しなければならないため設置場所を考えるのがめんどくさかった。それにいったん連続排水用のパッキンを取ってしまったら、元に戻せなくなりそうだったから触っていない。

たまに水が溢れることがあった。タンクからこぼしたわけでもないのに、下が濡れているのである。基本的に本体を動かさなければ溢れることはないと思う。おもに水が溢れていたのは本体の電源を止めて直後に水を捨てたタイミングだったり、本体を動かしたときだったためだ。

本体動作停止直後にタンクを取り外すと、水がちょろちょろと流れてくることがあった。それが影響しているのかもしれない。

お勧めできるか

シンプルで除湿性能に特に不満のない本機ではあるが、どんな人にもお勧めできるかというとそうでもない。限られた用途にはハマるとは思うけれど。

まず根本的に生活空間で使うには向いていないように思う。自室の除湿機に使う用途ではちょっと難ありな気がする。自室で除湿したければ、エアコンの除湿機能を使ったほうがよいと思う。

エアコンが付いていない部屋で、湿気がこもるようなところに置いて使うのがちょうどいいだろう。洗面所とか。

とにかく動かしている間はそれなりの音と振動があるので、防振ゴムなどの対策はしたほうがよいだろう。まあ私はしてないんだけどね。うるさいけど低音かつ一定の音なので環境音として受け流せている。受け流せているが、やっぱうるさいけどね・・・。

除湿性能は結構あるけど、もっとパワーのあるやつを選んでもよかったかなあと思った。これは1日に5.6リットルの性能のものだが、1日動かしっぱなしでも50%湿度に達しない。それだけうちの湿度が高すぎるともいえるかもしれないが。

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