自動繰り出し式のナイロンカッター使ってみた

山善 刈払機用 フルオートナイロンカッター
GA-01
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際刈りはいいが全部これでやろうと思うと逆に時間がかかる

普段チップソーを使って草刈りをすることが多いのだけど、ナイロンカッターを試してみた。

生えてる雑草の種類にもよるが、少なくとも私の環境ではチップソー使ったほうが早いと思った。ごつい草が多くてナイロンコードでは時間がかかって仕方がない。

ただしうちの周りはやたらと石が多い上に地面がデコボコなため、チップソーより刈りやすいと感じる場面もあった。

自動繰り出しvs叩き出し

ナイロンカッターにもいくつか種類があるが、今回買ったのは自動繰り出し式のもの。

以前に叩き出しタイプのナイロンコードを使ったことがあるが、自動繰り出しの方が快適に思える。叩き出しタイプだと気づいたらコードがなくなっていることがあるが、自動繰り出しだとそれが軽減される。

自動繰り出しといっても、石にあたってコードが極端に短くなることがある。そうなったときはいくら回してもなかなかコードが出てこない1。まあ叩き出しでもなかなか出てこないから、どっちがいいとか悪いとかないのかもしれない。

使っていればコードの長さをあまり気にしなくてもいいというので、楽さを取るなら自動繰り出しがいいと思う。

ただ全部がプラスチック製なので、耐久性には気をつけたい。その点では叩き出しに軍配が上がる。

またコードの長さを調整できないのもデメリットだろうか。叩き出しならある程度調整できるが、自動繰り出しでは回転数によって長さが調整される。回転数によって最適な長さになるらしいが、ちょっと長すぎるんじゃないかと思うこともしばしばだ。

ナイロンコードvsチップソー

私が草刈りするところは基本的に石だらけ。しかもデコボコな地面でチップソーを使うと石にぶつかることがしょっちゅうである。障害物となるようなものも多い。そのような環境ではナイロンコードが非常に便利だ。

一方で雑草の種類も豊富で、なかでも密度の高いもの(イネ科の雑草?)はナイロンコードでは刈りにくい。また蔦系の雑草もナイロンコードは苦手そう。蔦はチップソーでも面倒くさい相手だが、ナイロンコードだと絡まって作業がいちいち止まる。

作業時間も断然違う。チップソー使ったほうが早く作業が終わる。

これは今回買ったナイロンコードが静音性を重視したものというのもあるかもしれない。破壊力重視のコードであればこのあたり違ってくる可能性がある。私の環境ではごつい草が多くて、チップソーで刈ったほうが早かった。

やっぱりチップソーがいい

ナイロンコードは石や障害物を気にしなくてよいので大変便利である。場所によってはこれがベストな気がする。

ただし作業速度はチップソーに軍配が上がる。こればかりは仕方がない。

大まかにチップソーで刈って、細かいところはナイロンカッターで片付けるのがベストだろう。しかしそれをやるならもう全部チップソーでやるわというのが今までの私である。チップが飛ぼうがおかまいなし。際までチップソーで刈ることに慣れてしまっているので、わざわざナイロンカッターに付け替えて二度手間をするより早い。

チップソーは石にあたって徐々に切れ味が落ちていくから、それを考えるとナイロンカッターの優位性も捨てがたい。ナイロンカッターは切れ味は常に一定だから。

ちなみに私は500円のチップソーを研磨しながら使っている。チップソーを使い捨て感覚で使っているので、研磨する装備がない場合は素直にナイロンカッターを使うしかないかもしれない。チップソー代も馬鹿にならないので・・・。

ナイロンコードを使う上で忘れてはならないのが、周囲への飛散の激しさである。家の際まで使えるからといって本当に使うと、窓ガラスに石が飛んで割れたりするかもしれない。ナイロンコードは自分にも周りにも草から石までもうとにかく飛ばしまわる。チップソーもあるけれど、ナイロンコードは比較にならない。それくらい激しい。

そういった諸々を考慮すると、やっぱり私はチップソーに落ち着く。ただチップソーは研磨がめんどい。チップが全部飛んだ状態でも研磨すれば使えるけれど、一度使ったら研ぎ直す必要がある。その手間を考えたら・・・ナイロンコードもありかなぁという気もしないでもない。

少なくとも、私の環境ではチップソーに軍配が上がるかなぁという感じ。


  1. コードが極端に短い状態だと遠心力が働かず全然出てこない。回す・アイドリング・回すを繰り返して、そのうち出てくるのを待つしかない。 ↩︎

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