ゼルダの伝説ブレスオブザ・ワイルド

ゼルダの伝説ブレスオブザ・ワイルド
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冒険するワクワク感とはこういうことだと刻みつける逸品

Switch買ったらやっておくべき一作である。とりあえずやっておいて間違いないで、Switch持ってるのにやってないのは間違っているといっても過言ではないだろう。

このゲーム(以下BotW)は一切の情報を仕入れず初見でやることに意義があると思う。どういうゲームか。何をするのか。何ができるのか。何も調べずとりあえず飛び込んでみて欲しい。

確かに人によって合う・合わないはあるとは思うけれども。合わなかったらどうしようと心配するのであれば、とりあえずパッケージ版で購入して、合わなければ売ればいいと思う。事前に情報を仕入れれば仕入れるほどゲーム内で得られる楽しみが減っていくタイプのゲームだと思う。

まさに冒険しているという気分を味わえる抜群の没入感

朝起きてちょっと30分くらいやろうかなと思って始めると、気がついたらお昼ごはんを食いそびれておやつの時間になっていた、なんてことはしょっちゅうあった。ちょっとのつもりが3時間、6時間と経ってしまうのはザラで、気がついたときにはプレイ時間が100時間を超えていた。あっという間の出来ことであった。

ゲーム内で目的地の提示はされる。そこに向かえばとりあえず物語は進む。進むのだが、目的地にたどり着く道は一本道ではない。どう進もうが自由である。

私は大抵のRPGにおいて、ダンジョンがあれば必ず行けるルートをすべて通ってから、イベントが進むであろう最奥のボスのところに行くタイプの人間である。だからBotWでも当然まっすぐに目的地に向かったりはしない。

目的地とはちょっとそれたところから進んでみようかとリンクを動かしていると、そこからさらに何かがありそうな場所が見つかってしまう。気になるから行ってみるとそこからさらに気になる場所が見つかる。その繰り返しで、止め時が見つからない。そもそもやめるという選択肢が頭のなかから消え去っている。私を支配するのは「この先に何があるのだろう」というワクワク感だけである。

今まで私がやってきたRPGは、宝箱とかあるんでしょみたいな感覚でとりあえず行けるところを虱潰しにする作業でしかなかった。それがBotWではどうだろう。その先に何があるか知りたいから進むのである。この丘を越えたら何があるのだろう。この山の先には何があるのだろう。そうやって広い世界をまさに冒険しているのである。ああ今私は冒険しているのだ。そんなことをゲームをしながら感じる日が来るとは思わなかった。

BotWの感想を見ていると「記憶をなくしてもう一度やりたい」という意見をよく目にする。私も同じ気持ちである。進む先に何があるかわからないから冒険する。そんな童心に帰れる稀有なゲームである。

他のゲームが陳腐に見えてえしまう

BotWをやると、他の3Dゲームが陳腐に感じてしまうようになる。グラフィックの質やゲーム内でできることの少なさが、BotWやることによって肥えてしまった目には陳腐に写ってしまうのである。

それくらいBotWのゲーム内でできることは幅広いし、グラフィックの質は高い。

グラフィックについていえば、質というよりは統一感といったほうがいいのかもしれない。世界とキャラクターの質感がマッチしていて違和感がない。違和感がないということは、それだけ没入感が味わえるということである。

他のゲームを見て、「確かに背景の作り込みはすごいけど、なんだかキャラクターが浮いて見える」とか感じてしまうのである。全部ゼルダのせいである。

不満点は山ほどあるけど

BotWは素晴らしいゲームである。細かい不満点は、それこそ山のようにあるけれども。正直そのせいで私は記憶をなくさない限りはもう一度やろうとは思えないし、不満点について書き出したらそれこそものすごい量になる。その不満点についても触れておこうかと思ったけれども、それはやめておくことにした。

冒険心を思い起こさせるゲームなんて、そうそう巡り会えるものではない。このゲームを語る上ではそれだけで充分だろう。

Switch争奪戦に勝利した暁には、ぜひ楽しんでもらいたいゲームの1つである。

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