モノクロ印刷にカラーインクが必要なのに納得いかないのでモノクロレーザー複合機買った

ブラザーモノクロレーザー複合機 MFC-L2750DW
MFC-L2750DW
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もっと早く切り替えるべきだったと後悔するくらいには快適。

私はずっと不思議で仕方がなかった。なぜモノクロ印刷しかしていないのにカラーインクがなくなっていくことに。そしてカラーインクがないからといってモノクロ印刷すらできないことに。なぜ私はほとんどモノクロ印刷しかしていないのに、インクジェットプリンターを使っているのだろう。

もうカラーインクを買い足すのが馬鹿らしくなった。もういっそのことモノクロしか印刷できないものを、どうせならレーザープリンタを買おうと思い立ったわけである。

ブラザー

プリンタといえば一般的にはエプソン、キャノンという認識で「ブラザーって何?」という人が多いのではないだろうか。恥ずかしながら、私も仕事でブラザーのプリンタを扱うことがなければ、その存在を知ることはなかっただろうと言ってもいいかもしれない。

どっちかといえば業務用の分野で有名なはずである。ちなみにサポートは一般人に対しても丁寧なので、気になる人は購入相談をしてみるといい。

ちなみにブラザーのレーザープリンタにしたのは、ちゃんと理由がある。エプソンやキャノンもモノクロレーザープリンタ出しているが、これらはトナーとドラム一体型のモデルしか出していないのである。まったくもってインクジェットと同じ戦法を、モノクロレーザーでも取ろうというのである。

その点ブラザーは、トナーとドラムは別々に交換が可能である。トナーとドラムは寿命が異なるので、これはとても経済的でよいことだ。少しは見習ったらどうなのかといいたい。

複合機

私が買ったのはMFC-L2750DWというFAX機能、スキャナ機能がついた複合機である。MFC-L2730DWというモデルとの違いは、無線LANに対応してるかどうかとかであるが、私が説明するよりは比較表を見たほうが早いだろう。

当初はどうせFAXとして電話線を繋ぐ必要があるのだから、無線LANは必要ないのではと思ったのだが、ちょうど価格がAmazonで逆転していたタイミングだったので無線LANつきモデルの方を買ったのであった。配線が少なくて済むので、やはり無線LANにしといて正解だったかもしれない。

そして複合機としてスキャナ機能も搭載されている。カバーをカパッと開けてスキャナ面に紙を置いてスキャンする方式でも、自動紙送り(ADF)による連続スキャンにも対応している。

ついでに両面スキャンや両面印刷にも対応している。さすが複合機。

ちなみに印刷がモノクロだからといって、スキャンまでモノクロではない。ちゃんとカラースキャン可能である。コピーするとモノクロでしか印刷されないが。PCに取り込むならカラーでちゃんと取り込めるので安心して欲しい。

FAX機能については、ちょうどうちの固定電話がFAX機能のついていないモデルだったので、ついでにつけてみた感覚である。業務用などでよくある本体に送られてきたFAXデータを保存しておいて、印刷する・しないを後から決めることができる機能がある。その名も見るだけ受信機能だ。これを有効にしておけば、いたずらFAXで紙が無駄に消費されるなんてことはなくなるので、ぜひ活用すべきだ。ちなみにまだうちにはFAX自体が届いたことがないので、この機能がいったいどうなるのかまだ未知数だ。

ちなみにFAX機能のある本機と電話機の接続は、HDDレコーダーとテレビを接続するのに似ている。つまり、本機に電話回線のIN側とOUT型があり、INに電話線をつないでOUTから固定電話に繋げばよい。複合機の電源がオフでも電話はつながる。

プリンタとして

プリンタとしては、インクジェットとは比べ物にならないくらいに印刷が早い。しかもプリンタヘッドを動かす必要がないから、インクジェットと比べると印刷時も静かである。

私はインクジェットを使っていた頃は、印刷するときだけ電源をいれるようにしていたが、この複合機は常に電源オンである。スリープ機能があるので電源が入っていても特に稼働音がするわけでもなし、静かなものである。というより、FAX受信のために電源が切れないので、常に電源はオンということになる。

印刷時にそれなりの音はするけれど、インクジェットのように横揺れしたりはしないのがよい。印刷スピードや品質も申し分ない。

なぜもっと早く買わなかったのか

実のところ、かなり前からモノクロレーザーにしようとは思っていたのだ。引っ越しがあるからそのタイミングでと思っていただけで。

インクジェットを使ってほぼモノクロ印刷しかしない1のに、なぜカラーインクをセットで買わなければならないのか。そして、モノクロ印刷しかしていないはずなのに、なぜカラーインクも一緒に減っていくのか。ブラックのインクが大量に残っているのに、カラーインクがないから印刷ができないとかいう、意味不明な状況にもよく陥っていた。

そんなだから純正インクなんて買うことはなくなった。互換インクを買って使い続けて履いたが、やはり互換インク、印刷時に微妙にずれが生じるようになったりしていた。そんなになるまで使えていたという意味では世話にはなってきたが、やはり納得のいかない部分が多かった。BKのインクが大量に残っているのに、カラーインクがないから印刷できないというのがもっとも納得の行かないことだった。あれは機種が古いからそうだったのだろうか・・・。

ちなみにそのインクジェットは母専用のプリンタとなった。モノクロ印刷だけなら私のレーザープリンタで印刷すればいいと思うが、もうこれ以上カラーインクを買い足してまで使うことはないと思う。

正直なところ、インクジェット+カラーインクのランニングコストを考えたら、モノクロ印刷しかしない人ならモノクロレーザー買ったほうが絶対にお得である。たぶんだけどね。

モノクロレーザーはそれはそれで、トナーやドラムといった消耗品があるからね。ただ、インクジェットで感じるような理不尽感はないはずだ。

ちなみにブラザーは使用済みのトナーやドラムユニットの無料回収をやっている。当たり前だが純正品のみである。Amazonでトナー買おうとすると互換品が出てきてややこしいので注意しよう。

純正品は高いものの、ドラムユニットなどはおそらく家電量販店などで無料回収はしていないだろう。それを考えると純正品を買う動機になるし、インクジェットほどの理不尽さを感じないのでそこまで高いとは思わないのではないだろうか。そういうところも含めて気に入っている。

不満点がないわけではない

べた褒め状態に近いが、不満がないわけではない。

たとえば液晶パネルに私の指が嫌われている。無線設定とかするのに押しても反応しなくて苦労した。もっとも、初期設定が終われば液晶パネルを触ることはことんどないので別に困りはしないが。

またMacとWindowsで扱いが異なるのも少し不満といえば不満だ。見るだけ受信のFAXはWindowsからしか確認できないというのが、メインでMacを使っている私としては少々残念である。もっとも、未だにFAXが来る気配がないのでどっちにしろ見れないのだけれども。


  1. 私自身は99%モノクロ印刷しかしない。極稀にというか年に一度、年賀状の印刷のためにカラー印刷が使われる程度である。しかも使うのは家族である。私ではない。 ↩︎

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