ぎんぎつね11巻を読んだ感想

ぎんぎつね11巻
4088797876
starstarstarstarstar
ニヤニヤが止まらない。

ぎんぎつね11巻を買ってきました。

11巻はまことの両親である達夫と由子の物語となっています。達夫と由子が出会って、達夫が神主になることを決意するとこまでの話です。話の流れ的に12巻も過去編なんですかね。

達夫と由子のぽわぽわした感じがいいですね。見ていて心が暖かくなります。

そして義友おじさんの存在も忘れてはいけません。複雑な家庭事情やら、世の中に対する煩わしさとかに鬱憤としている描写がちらほら挟まれつつも、達夫と由子の仲を取りもつ義友おじさん。2人がはじめて手を繋いだシーンで、由子の親父さんを引き止めるべく機転を効かせる義友おじさん、かっけーっす。

銀太郎のセリフでたまに出てきていた武光じいちゃんもカッコ良かったなぁ。

達夫が由子に惹かれて、そこから神道に興味を持っていく過程も良かったです。普段は気に求めていなかったけど、こんな身近に神棚があって、御札があって。ああ、ちゃんと意味があるんだなって。

普段はこういった儀礼的なことってめんどうくさいだけじゃんとか思っている私ですが、ぎんぎつねを読んでいる間は「ああ、こういうのもいいよね」って思ってしまいます。

ちゃんとドラマがあって、ドキドキハラハラする場面もちゃんとあるんですが、全体的に落ち着いていて安心して読めるのがいいです。

私はぎんぎつねのこのふわりとした読了感が好きです。

Amazonのほしいものリストを公開しています。仕事で欲しいもの、単なる趣味としてほしいもの、リフレッシュのために欲しいものなどを登録しています。 寄贈いただけると泣いて喜びます。大したお礼はできませんが、よりよい情報発信へのモチベーションに繋がりますので、ご検討いただければ幸いです。