グリーンハウス 液晶ディスプレイアームをレビュー
私の机の上にはCintiqが置いてあるので、前々から書類を書いたりするときに手狭だなぁと思っていました。いちいちCintiqを取り外して別の場所にどかすのは面倒臭い。奥に押しやろうと思っても、液晶ディスプレイがあるのでそれもままなりません。
それならばいっそモニタアームを使って、液晶ディスプレイの土台をなくしてしまえばいいのだと思いつき、試してみることにしました。
どの製品を選ぶか
私の使っている机は20年以上前に購入した学習机です。木製で、天板の出っ張っている部分が2cmほどしかないため、一般的なクランプ式のモニタアームが取り付けられません。
そうなると壁付けタイプを選ぶしかないようなものですが、取り付けようと思っている位置の壁に芯材が通っているのかが分かりません。単なる板材しかない場所だと、アームを支える力が足りません。出たとこ勝負で挑戦してみてもいいのですが、「やってみたけど壁に穴が開いただけでつかなかったよ、ははは」では済みません。そういう意味で壁付けタイプのアームに手を出すのは怖すぎます。
中にはクリップのような感じで、ポールに取り付けるタイプのアームもあるみたいでしたが、強度的にやや不安であることと、別途取り付けるためのポールが必要になるのでこちらも諦めました。
最終的には机の一部をくり抜いて、クランプ式で固定できるようにすることで対応することにしました。机の一部をくり抜く作業が思いの外苦労したのですが、それはどうでもいい話です。
取り付け方法のシンプルさ、強度的な安定感から、クランプ式のものが安心できるような気がします。
ちなみに、私の購入した製品は、クランプ部分がかなり大きいので、机に取り付けられるかどうかは確認した上で購入してくださいね。
取り付けにはモンキーレンチが必要
Amazonのレビューにも書いてあったのですが、初期状態のアームは硬すぎてまともに動かせません。ナットを緩めればいいのですが、この製品に付属している道具だけではナットを緩めることができません。ナットを回すと一緒にボルトまで回ってしまうので、一向に緩くならないのです。
そのままではモニタを取り付ける作業にも支障が出ると思います。また、モニタを取り付けた後でもまともにアームを動かすことができないので、ナットを少し緩めてやるのが一番です。
そのためにはモンキーレンチを使って反対側のボルトを抑えてやる必要があります。
ただし、それで緩めることができるのは1か所のみで、残り2か所の可動部分は反対側にボルトが露出していません。私はその部分はもう諦めました。アーム部分をしっかり持って思いっきり力を込めれば動かないことはないので、その部分はあまり動かさないということで手を打ちました。
注意点
このディスプレイアームは、高さの調整を簡単にすることができません。というのも、高さを調節する部分は六角レンチを使ってネジで固定する方式だからです。いちいち六角レンチを取り出してきて、ネジを緩めてやらなければ高さの調節ができないのです。
私の場合は、モニタを上下方向に動かす必要性がなかったのでこれで十分ですが、上下もスムーズに調整できなければ困るという人にはこの製品は向きません。
机が広くなった
液晶ディスプレイの台座がなくなることで、机がとても広く使えるようになりました。
相変わらずCintiqが鎮座しているので、狭いといえば狭いです。ただ、Cintiqを奥に押し込めることで、書類を書くスペースは余裕で確保できるようになりました。
取り付けにかなり苦労しましたが、導入して良かったです。
コード類がごちゃごちゃしていて汚いですが、取り付けたモニタアームを動画で紹介しています。良かったらご覧ください。
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