木材の切断やら解体やらに使えて便利かなと思ってレシプロソーを購入した
木材の切断、生木の切断。後はゴミとして処分する際に困る塩ビパイプやら鉄パイプやらを切断するのにも使える。そういった理由からレシプロソーを購入した。
割と生木を切断する機会が多いので、片手でも使えるワンハンドタイプを購入した。ちなみに展示会で柄の長いやつを持ってみたんだが、あれは重すぎてワンハンドで良かったと思った。ちなみにワンハンドタイプのJR188も結構重い。基本的には両手で持ったほうが安定する。
細かい制御はできないと思うべし
レシプロソーはどちらかと言うと解体に使うものと思ったほうがいいのだと思う。当然私も解体目的もあって購入したわけだが、ついでにジグソーなどのように木材を切断するのにも使えはしないだろうかという打算もあって購入した面がある。
しかし木材の切断はできないことはないが、たとえば墨線に沿って真っ直ぐ切るなんて細かい切断は不可能に近い。とにかく切断にあたって反動がすごい。一度切断が始まるともう後はレシプロソーの行くがままに任せるしかないくらいの感じである。そもそも切り屑で墨線が見えないので、真っ直ぐ切るのすら難しい。
そもそも反動がすごいというか、切断するにあたってはレシプロソーの前面にあるシューの部分を切断対象にあてがう必要がある。生木の切断するときにはあてがわずにきることもあるのだけど、基本的にあてがったほうがいい。とにかく反動がすごいので。下手をするとブレードの動きに自分が持っていかれそうになってしまうくらいである。
そんなわけで基本的に切り口はがたがたになる。
解体を楽にする
たとえば鉄パイプの切断などは、別にグラインダと切断砥石を使ってできなくもないのだが、レシプロソーがあればこっちでやったほうが安全であろう。たぶんだけど。まだ試してないもんでね。
長い鉄パイプなどそのままでは粗大ごみとして捨てざるを得ないが、分解してしまえば自治体によるだろうがその他鉄ゴミとして出せる可能性もある。
鉄パイプに限らず、もう使用できなくなった巨大な家具なんかを、雑に切り刻める。ブレードの種類によっては釘ごと切断できるブレードもあるので、そういうのを使えば釘があろうと平気で切断できる。
生木の切断が楽
我が家はもはや管理すらされていない謎の木が散見される状態である。この鬱蒼とした木をレシプロソーを使えば一瞬で薙ぎ払えるのである。これが結構快適なのだ。
今までは手ノコで長い時間と体力をかけて切っていたものが、レシプロソーだとあっという間に切れてしまう。あまりに太い枝は無理だけれども。たとえば木を幹ごと切断するとか、そういうのはさすがにレシプロソーでは無理なのでチェーンソーに出張ってもらうしかない。しかし、ある程度細い枝などはレシプロソーを使うとささっと切れて楽である。枝打ちにはもってこいだ。
ちなみに生木を切る際には私はこのブレードを使っている。
ゼットソーの枝切り用ブレードである。木材を切る用のブレードでも代用は可能であろう。具体的に何が違うのか聞かれても私も困るのだが、アサリの角度が違うとか刃の間隔が違うとかで、枝切り専用のブレードのほうが生木を切るのは切りやすいはずだ。もちろん、木材を切るためのブレードで生木が切れないわけではない。
レシプロソーも替刃がいっぱいあって難しいのだが、このあたりはグラインダの回転砥石とまったく同じである。別に専用でなくても使えないことはない。ただ、目的にあったブレードを利用したほうが作業しやすいってだけである。さすがに鉄専用のブレードで木を切るとどうなるのかは、試したことがないので分かりかねるが。
便利そうだなと思ったブレード
ボードに穴を開けるためのブレードがある。
こういうのを使うと、合板などの窓開け切りが楽にできるらしい。このブレードはまだ試したことはないのだけど。
こっちはもっと短いやつで、壁をくり抜くのに中の配線を傷つけにくいよう、そもそも短くなっているやつである。私はこっちを買って回し切りをやってたが、これを合板に使うのは無茶すぎた。適材適所というのがあるのだから、合板のくり抜きにこっちを使ってはならない。90度カーブしようとするところでだいたい下手を打ってブレードの先端を折る羽目になるからだ。今のところ2回やらかした。
ただいちいち穴を開けずとも切れるのは便利なブレードがあるものである。
本体について
正直本体については特に言うことはない。ブレードと組み合わせていろんな作業に利用できて便利くらいの感想しか持ってない。特に枝を落とすのには重宝する。あの鬱陶しい鬱蒼とした荒れ放題の木々をこいつで切り開いていくと気持ちいい。切った後の枝の処理が大変だが・・・。
ワンハンドタイプでありながら、パワーは申し分ない。申し分ないと言うか、ちゃんとシューを切断対象に当ててないと振り回されかねないので危ない。切断対象をクランプなどでしっかり固定しておけば、両手を使って真っ直ぐに切断することも不可能ではない。正直まっ過ぎきりたいなら丸のこなどを使ったほうがいいが、できなくはないという話である。ただしシューをしっかりと切断対象にあてがって、両手で持ってなんとかという感じ。それでもキレイにまっすぐ切るのは難しいが。
ブレード部分の持ち手がついている長いレシプロソー、JR187やJR186は片手で取り扱うのは難しいだろう。実物持ったら片手では無理だなと思ったもの。
多分冬になったら枝切の切断の機会が増えるであろうから、そのときはまた活躍してくれるだろう。
そんなわけでまとめると、JR188は片手で使えるギリギリの範囲の重さで取り回しはしやすい。そしてレシプロソー全体にいえることだが、いろいろ解体できて便利である。ただ細かい制御ができるものではないので、ざっくりとした切断にしか使えないだろう。
うちの場合は解体目的もあったので購入したが、普通のDIYで活躍するような道具ではないのではないかという気がする。庭木の剪定がめっちゃ楽になったというのが一番の感想だから、とりあえず雑に切りたいなんてときに出番が来る、そんなやつなイメージがある。
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